トヨタファイナンシャルサービス、トヨタファイナンス、SMBCグループ、BOOSTRYの4社は、セキュリティトークン社債「TOYOTA Wallet つむぐボンド」の発行決定と抽選申込の受付開始を発表しました。本ST債は総額10億円、年限1年で発行され、基盤にはBOOSTRYのブロックチェーン基盤「ibet for Fin」が採用されています。決済アプリ「TOYOTA Wallet」との連携により証券口座を開設せずに申し込みが可能で、トヨタグループとして初の自己募集形式による発行となります。
証券口座不要の自己募集スキームと発行概要
トヨタファイナンシャルサービスとトヨタファイナンスは2025年3月に証券会社経由で初のセキュリティトークン社債を発行していましたが、今回はトヨタグループとして初となる自己募集形式を採用しました。この形式により、申し込みから社債保有時の案内、特典提供までを一体的に設計することが可能となっています。
本ST債はクレジットカード決済時の収納代行を転用しないスキームを採用しており、トヨタファイナンス発行のクレジットカード「TS CUBIC CARD」を保有していない投資家も申し込むことができます。
社債の総額は10億円、年限は1年で、申込可能金額は10万円から9,990万円(1単位10万円)に設定されています。募集期間は8月18日から9月2日17時まで、当選者への社債発行日は10月27日となっています。ファイナンシャルアドバイザーはSMBC日興証券、社債管理者は三井住友銀行が務めます。
基盤ブロックチェーンの採用と購入者向け特典
本ST債の発行基盤には、BOOSTRYが提供するブロックチェーン基盤「ibet for Fin」が採用されています。
購入者に対しては、決済アプリやグループサービスと連動した特典が用意されています。設定条件に応じて「TOYOTA Wallet」残高が進呈され、QUICPayをApple PayまたはGoogle Payに設定した場合は500円相当、iDまたはMastercardに銀行口座を設定した場合は1,000円相当、クレジットカードを設定した場合は2,500円相当が付与されます。
また抽選特典として、富士スピードウェイの観戦チケット(1イベントにつき20人)や、LEXUS・GR・トヨタ特選旧車の試乗体験(合計14人)が用意されています。さらに、TOYOTAまたはLEXUSの新車を購入した投資家にはTOYOTA Wallet残高が進呈され、「クルマまわりのクレジット」利用時は50,000円相当、現金等その他の方法では10,000円相当が進呈されます。
ポイント
- トヨタグループとして初となる自己募集形式を採用し、証券口座を開設することなく決済アプリ連携で申し込めるセキュリティトークン社債である点で注目されます。
- 発行基盤にはBOOSTRYのブロックチェーン基盤「ibet for Fin」が採用され、発行総額は10億円、年限1年で発行されます。
- 収納代行を転用しないスキームにより、自社クレジットカードを持たない投資家も10万円から申し込める設計となっています。
- TOYOTA Wallet残高の進呈や試乗体験、新車購入時の還元など、申し込みから保有特典までを一体的に提供するモデルを構築した点で注目されます。