旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)と、Snap to Earnブロックチェーンゲーム「SNPIT(スナップイット)」を展開するガルシスの親会社ギグワークスは、共同プロジェクト「たびシェア」を2026年秋より順次開始すると発表しました。本プロジェクトは、ユーザーが現地で撮影した写真を通じて全国の宿泊施設や観光施設の魅力を発掘・共有する参加型施策であり、初期段階でHISが提携する全国1万か所以上の施設が対象となります。撮影日時や場所、撮影者をブロックチェーン上に改ざんできない形で記録することで現地訪問を証明し、Web3技術を活用した観光促進モデルとして展開されます。
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ブロックチェーンによる現地訪問証明とロケーションバトルの仕組み
たびシェアでは、マップ上に配置された各施設のピンを目印に現地を訪れ、アプリ内カメラを使って撮影した写真を投稿します。撮影日時、位置情報、撮影者をブロックチェーン技術によって記録することで、ユーザーが実際に現地へ足を運んだ事実を改ざん不可能な形で証明します。
また、各施設の半径500メートル圏内で専用フィルムを用いて撮影された写真を使うことで、その施設専用のロケーションバトルに参加可能です。バトルに勝利したユーザーは施設のアンバサダーに就任し、自身の写真がその場所の新しい顔として地図上に掲載されます。なお、サービス開始時点ではすべての施設が白紙の状態からスタートします。
参加インセンティブと無料キャラクター配布による参入設計
ユーザーはロケーションバトルやエリア獲得によってポイントを貯めることができ、貯めたポイントは次回の旅行で利用できるクーポンやデジタルアイテムと交換できます。具体的な特典内容については、今後順次発表される予定です。
新規ユーザーに対しては、SNPITギルドキャラクターである「モブズ(MOB’z)」が1匹無料で配布されます。配布されたモブズを対象施設に配置することでアンバサダーになる権利を得られるため、誰でも初期費用をかけずに無料でプロジェクトに参加できる設計となっています。
旅行領域におけるWeb3活用の広がり
SNPITはカメラNFTを用いてスマートフォンで写真撮影を行うGame-Fi(ゲームと金融の融合)分野のアプリであり、撮影や写真バトルを通じて得た独自ポイント「STP」を暗号資産「スナップイットトークン(SNPT)」と交換できる仕組みを備えています。
HISとSNPITは2024年10月にHISモデルのカメラNFTを発売したほか、撮影写真を集める「HISスタンプラリーアルバム」を展開するなど、これまでも旅と写真を掛け合わせた施策を実施してきました。今回のたびシェアは、大手旅行会社の持つ広範な施設ネットワークと改ざん耐性を持つブロックチェーン技術を組み合わせ、実店舗・観光施設への送客とユーザーエンゲージメントを両立させる取り組みとして位置づけられます。
ポイント
- HISとSNPITがブロックチェーンを活用した旅写真プロジェクト「たびシェア」を2026年秋より順次開始します。
- 初期段階でHIS提携の全国1万か所以上の施設が対象となり、撮影日時・場所・撮影者を記録して現地訪問を証明します。
- 各施設の半径500メートル圏内でのロケーションバトルやアンバサダー就任機能、旅行クーポン等と交換できるポイント制度が導入されます。
- キャラクターの無料配布により初期費用なしで参加できる設計となっており、一般ユーザー層へのWeb3サービス普及の観点から注目されます。