イーサリアムのレイヤー2ソリューションであるArbitrumは、アップグレード「Elara」を有効化しました。本アップグレードにより、専用チェーンの運営者は任意で利用可能なコンプライアンスフィルター機能を導入できるようになります。スクリーニングの管理権限は分散型自律組織ではなく各チェーンの所有者に委ねられる一方、主要ネットワークであるArbitrum Oneでの優先手数料の導入は今後の追加投票を待つ形となります。
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専用ネットワークにおけるスクリーニング管理の自律性

Arbitrumが有効化したElaraアップグレードでは、専用ネットワーク(Dedicated Chains)向けに任意のコンプライアンスフィルターが提供されます。
このフィルタリング機能において、トランザクションのスクリーニングを管理する主体はArbitrumDAOではなく、各ネットワークのチェーン所有者と規定されています。これにより、専用チェーンを運用する事業者が独自の基準に基づいてスクリーニングを制御できる設計となっています。
Arbitrum Oneにおける優先手数料は投票待ち
今回のアップグレードに伴い専用チェーン向けの機能が整備された一方で、主要ネットワークであるArbitrum Oneへの機能適用は一部保留されています。
Arbitrum Oneにおける優先手数料(Priority Fee)の機能は現在オフのまま維持されており、正式な有効化には別のガバナンス投票を経る必要があります。
ポイント
- Arbitrumがアップグレード「Elara」を有効化し、専用チェーン向けに任意のコンプライアンスフィルターを提供
- スクリーニングの管理権限はArbitrumDAOではなく各チェーン所有者が保持
- 各専用チェーンの運営者が自律的にコンプライアンス対応を設計できる点で注目
- Arbitrum Oneにおける優先手数料の有効化は見送られており、追加の投票を経て決定される方針