2023年6月10日、株式会社gumiの子会社である「gC Games」が、レイヤー1ブロックチェーン「Avalanche」のバリデータに参加し、ノード運営を開始したと発表しました。
gumiとは
gumiは、「株式会社フィナンシェ」で代表取締役社長を務める「國光 宏尚」氏が創業したモバイルオンラインゲームの開発・運用会社です。
また、国内のゲームをローカライズして海外でコンテンツ配信を行うなどグローバルに事業展開しています。
国内外で配信している代表的なゲームには、株式会社スクウェア・エニックスが提供する「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS」があります。
連結子会「gC Games」について
gumiの子会社「gC Games」は、シンガポールでブロックチェーンゲームの開発・運用やノード運営を事業とする企業です。
また、今回のプレスリリースでは、gC GamesがAvalancheのノード運用を開始する発表だけでなく、Avalancheの開発を手掛ける「Ava Labs」が主導するゲームアライアンスプログラム「Avalanche Arcad3」に参加することを発表しました。
Avalanche Arcad3とは
従来のゲーム企業がWeb3ゲームへの参入を支援することを目的としたプログラムです。
参加企業は、これまで多くのオンチェーンゲームの構築を支援してきた「Ava Labsチーム」と連携できるようになり、Web3ゲームにまつわる以下の課題を克服できるようになります。
- ブロックチェーン技術の導入
- マーケティング
- トケノミクス
また、Arcad3パートナーは、以下も提供されるとのことです。
- 有力なWeb3ゲーム開発者と共に協力出来る
- Web3ゲームに関連する全体的な専門知識を得ることができる
- Web3プロジェクトの投資機会
参加しているプロジェクトには、 ファンタジーRPGのNFTゲーム「DeFiKingdoms」、 Web3の投資家やビルダーを支援する「Republic Crypto」、ゲームスタジオ「Blitz」などが参加しています。
まとめ
gC Gamesは、Avalancheのノード運営、Avalanche Arcad3に参加したことで、更にブロックチェーンゲームの開発事業を強化していく模様です。
また、5月29日にピックアップニュース記事で取り上げましたが、AAAゲーム企業のShrapnelが「AvaCloud」を利用して、カスタムブロックチェーンを開発するニュースも先月発表されていることから、Web3ゲーム業界は、依然として魅力的であると分かります。