ブロックチェーンゲームは先行してプレイを始めたほうが利益を確保できる可能性が高いため、リリース前のタイトルにターゲットを絞って探している方も多いでしょう。
今回Pacific Metaマガジンで紹介するのは、2022年8月にテストプレイが始まったばかりの期待作『Tontachi AR』です。
この記事の内容は以下の通りです。
- Tontachi ARの概要・魅力
- Tontachi ARの遊び方・ゲームシステム
- Tontachi ARでの稼ぎ方
- テストプレイの感触レビュー
- Tontachi ARの今後について
公式のホワイトペーパーを参考にしながら内容を記載していきます。
リリース前なので詳細が判明していない部分もありますが、ぜひ参考にしてみてください。
Tontachi ARとは?
運営会社 | Urban Electronic Games |
リリース日 | 2022年α版リリース予定 |
対応デバイス | モバイル |
公式サイト | https://www.Tontachi.io/ |
Tontachi(@TontachiAR) | |
Tontachi AR NFT Game(@Tontachiar) | |
YouTube | TontachiAR – YouTube |
Discord | Tontachi (discord.com) |
『Tontachi AR』は拡張現実でペットを育成できるブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)です。
育てたペットをレースで競争させるゲーム要素もあり、遊んで稼ぐ「Play to earn」コンセプトを掲げています。
登場するキャラクターは豚をモチーフとしており、タイトルにも入っている「Tons」が「豚」から来ているなど日本語を絡めたダジャレも多いです。
2022年9月1日現在ではデモ版のテストプレイができる段階に来ており、フルバージョンとなるα版も2022年中にはリリースされる予定となっています。
公式サイトをはじめとして各種SNSやYouTubeなどでも情報発信がスタートしているので、時間がある時にチェックしてみると良いでしょう。
Tontachi ARの魅力
第一印象ではかわいらしいキャラクターが目を惹く『Tontachi AR』ですが、用いられている技術やシステム面にも注目ポイントがあります。
ここではそんな『Tontachi AR』の魅力について見ていきましょう。
Pokémon GOと同じAR技術を採用
『Tontachi AR』の開発にあたっては、『Pokémon GO』でおなじみのNiantic(ナイアンティック)からLightship ARDKというAR技術開発キットを提供されています。
参考記事(公式ブログ)
ぶーぶー!? 「TontachiAR」開発アップデート! | ALIS
これによって、ゲームの肝となるAR部分の動作はかなり信頼感が上がるでしょう。
その他、認証やデータベースにはAmazonのシステム、ゲームエンジンにはUnityを使っており、環境面では盤石の組み合わせとなっています。
お気に入りのTonsを育てて遊べる
このゲームで育てることになる豚のペット「Tons」は、大きく3種類に分けられます。
1つ目はEggtons(エッグトン)と呼ばれる基本キャラで、こちらはフリープレイで使われる売買不可のTonsです。
2つ目はCrypton(クリプトン)で、NFTのTonsです。
これを持っていることによって賞金の出るレースに参加できるようになるなど、プレイの幅が一気に広がります。
3つ目はNewtons(ニュートン)で、現状ではシークレットキャラ扱いです。
詳細は明らかになっていませんが、Tonsの中で一番レースに勝つ能力が高いとされています。
また、ニュートンを繁殖させることで、新しくユニークなトンを生成することができるという記載もホワイトペーパーには見られました。
いずれのTonsとも、エサをあげたりタッチしたりしてコミュニケーションを取ることが可能で、細かな世話をすることでステータス的にも有利に働きます。
さらに、今後はガチャの導入もされる予定です。
中身は「ゲーム内で役立つNFT商品」と書かれているので、Tons以外にアイテム的なものも含まれるかもしれません。
「くりぷ豚レーシング」と連動
この『Tontachi AR』は、2018年にリリースされ日本初のブロックチェーンゲームとされている『Crypt-Oink(くりぷ豚)』のAR版です。
基本的なゲームシステムは『くりぷ豚』から引き継いでおり、当時はイーサリアムが取得できるPlay to earnをコンセプトとしていました。
『くりぷ豚』はAndroidアプリの提供がすでに終了しており、iOSのアプリもまもなくストアから無くなる予定です。
ただ、サービスの運営自体は続いており、NFTキャラクターは今も市場に残っています。
そして『Tontachi AR』では、今も残っている『くりぷ豚』のNFTを使うことが可能です。
パラメーターの引き継ぎなどは不明ですが、NFTを持っている方はしばらく手放さない方が良いかもしれません。
Tontachi ARの遊び方
続いては『Tontachi AR』の目標やモードなどを記載します。
紹介するのは育成・レース・写真撮影の3つです。
バーチャルペットTonsを育成
Tonsにはスピード、パワー、スタミナの基本パラメーターがあるほか、スキルシステムの導入も進められているとのことです。
パラメーターを上げるためには、Tonsにエサを上げたりコミュニケーションを取ったりして育てる必要があります。
パラメーターを上げることでレースに勝ちやすくなるのはもちろん、逆に何もしないとTonsのエネルギーが無くなってしまい悪影響を及ぼすため、Tonsたちの状態を細かく確認することが重要です。
AR上でタップして可愛がるといったコミュニケーションもあり、タッチする場所によって反応が違うといった要素もあります。
AR上でTonsレース
『Tontachi AR』では、Tonsを育成してレースで勝つことが一番の目標です。
レースに関するモードはシングルプレイヤー、マルチプレイヤー、トレーニングの3種類あり、全てのレースはAR上でおこなわれます。
定期的に公式が主催するレースも開催され、勝利することでゲーム内トークンが獲得できるチャンスもあります。
レース中にはアイテム使用などの要素もあり、公式では『マリオカート』と比較するような記述も見られます。
ただ『くりぷ豚』時代に操作できたのは、進路の調整とスタミナ消費のタイミングくらいで大きなアクション要素はありませんでした。
イメージ的には『FF7』のミニゲームにあったチョコボレースなどが近いかもしれません。
Tonsとのお出かけ写真を撮影
このゲーム内での写真撮影はPigturesと呼ばれ、PigとPicturesがかけられたネーミングとなっています。
画面中央下のボタンを押すことで写真撮影することができ、撮った画像をSNSでシェアすることも可能です。
写真を投稿することでトークンが入手できるキャンペーンなどもあるため、トークンを得たいのであれば積極的に参加するようにした方が良いでしょう。
運営がユーザー同士のコミュニティを1つのコンテンツとして捉えている姿勢がうかがえます。
Tontachi ARで稼ぐには?
前提として『Tontachi AR』では無料プレイができることをかなり強くアピールしており、ゲームそのものの楽しさを味わって欲しいという思いが前面に出ています。
ただ、だからといって収益化の仕組みを適当に作っているというわけではないので、ここではトークンの種類や入手方法について紹介します。
使用トークン
ゲームで入手できるトークンとしては$Baconが準備されています。
ERC-20(イーサリアムブロックチェーン)に所属しているため、使い勝手が良く取引もしやすいでしょう。
Baconはレースに勝つ、Pigturesに関する報酬などで入手することができます。
また、ゲーム内だけで使えるBaconBitsというポイントも存在します。
こちらのBaconBitsは、ゲーム内のタスクを完了した場合に手に入るようです。
BaconBitsはBaconにも両替できますが、両替や出金には条件や制限などがかかるかもしれません(現状では詳細不明)。
報酬をもらう方法
ゲームプレイでBaconトークンを得る方法は以下の通りです。
- 特定のゲーム内タスクを完了させる
- Burning Tons(バーニングトン)
- 公式レースで優勝する
- ニュートンのステーキング
- 写真を撮る(Pigturesコンテンツ)
「Burning Tons」は、育てたTonsをトークンに変換するシステムです。
Tonsのパラメータが高いほど獲得できるBaconが増え、そもそもある程度ステータスが高くないと使えないようになっています。
Tonsの種類としてエッグトンを使っている場合はフリープレイとなり、クリプトンやニュートンを使えばPlay to earnを狙うことが可能です。
ホワイトペーパーを見ると、フリープレイでもBaconを稼げるという記載が見られますが、かなり手段は限られると思われます。
Tontachi ARを実際にプレイしてみた!
2022年8月末からiOSのTestFlightアプリを使ったテストプレイがスタートしました。
現状ではARによる単純なコミュニケーションができるだけですが、実際に触ってみた感触をお伝えします。
プレイを開始すると上のような画面が表示されます。
最初からARになっていて、カメラを通して現実の景色が映し出されています。
地面を認識すると黄色のサークルが表示され、サークル内をタップすると手持ちのTonsがリリースされて画面内に表示されます。
メニューからはTonsを選択して切り替えることが可能です。
現状のテストプレイにおいては、エッグトンとクリプトンの違いは特に無いと思われます。
Pigture機能
スマホのシャッターを押すと写真が取れます。
TwitterなどのSNSにシェアすることもできて、Pigturesとして応募することも可能です。
影がついているのも細かいですね。
コミュニケーションを取ったりレースに参加したりといった機能は無いですが、今後テストアプリもアップデートされていく予定なので、更新されたらまた触ってみたいです。
レーシング機能
こちらはテストプレイの機能ではありませんが、レースモードのムービーが公開されていたため一緒に紹介します。
時間が短くて分かりづらいかもしれませんが、コースはAR上に作られているものです。
そのコースに沿うようにして、Tonsたちがゴールへと走っていきます。
アプリ上にコースのエディット機能も搭載される予定です。
ポイントごとの座表をいじることによって、簡単に立体的なコースを作ることができます。
ジェットコースターのようにすることも可能ですが、Tonsたちのことも考えて少しは手加減してあげましょう。
Tontachi ARでPigtureコンテスト開催!
現在Tontachi ARの公式Twitterでは、抽選で$MATICがもらえるPigtureコンテストが開催されています!
参加方法は以下の通りです。
- Tontachiアプリを使ってTonsのPigtureを撮影する
- 撮影したPigtureをハッシュタグ(#tontachi #pigture #AROfTheDay)をつけてTwitter上で投稿する
このコンテストは、参加者の中から抽選で3名様に$50USD相当の$MATICが当たるキャンペーンとなっています。
キャンペーンの締め切りは2022年9月末までとなっているので、アプリをダウンロードしてぜひ参加してみてください!
Tontachi ARの今後
公式サイトでは、2018年に『くりぷ豚』が始まってからのロードマップが未来へ向けて記載されています。
ここまでのナレッジやノウハウは全て『Tontachi AR』へ引き継がれているため、集大成と呼べるようなコンテンツが出来上がることに期待が集まります。
2022年中にはフルバージョンとなるα版のリリースやBaconトークンの上場などが予定されているため、まずはそこを楽しみにしましょう。
また、ホワイトペーパーによれば『Tontachi』ではARであることを活かして季節感のあるシステムにしたいとも書かれています。
公式Discordなどでも最新情報が発信されるので、随時チェックしてみるのがおすすめです。
Tontachi ARのSNSアカウント
Not a bluechip collection yet?, but if you see the blue #opensea icon when racing in Tontachi #AR, your racer-pig doubles as an openly tradeable NFT! ????#blockchaingame #くりぷとん pic.twitter.com/FzAnUyVk46
— Tontachi (@tontachiAR) January 23, 2022
最新情報をゲットしたい方は、各種SNSもフォローしておきましょう。
Tontachi(@TontachiAR) | |
Tontachi AR NFT Game(@Tontachiar) | |
YouTube | TontachiAR – YouTube |
発信されている言語は基本的に英語ですが、Twitterでは日本人のツイートがリツイートされていたりもするので理解できる部分はあるはずです。
Tontachi ARについてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、テストプレイが解禁されたTontachi ARについて以下の内容をご紹介しました。
- 『Tontachi AR』は2018年にリリースされた『くりぷ豚』のAR版となるブロックチェーンゲーム
- 現状ではテストプレイが稼働中で、2022年中にはα版リリースが予定されている
- AR技術では『Pokémon GO』と同じ開発キットが使われているため信頼性も高い
- ゲームにおける一番の目的はレースに勝つこと
- 他にも写真撮影などでゲーム内トークンを獲得することができる
- トークンとしては「Bacon」の上場が予定されている
- フリープレイと有料プレイは選ぶことができるので、純粋にゲームだけを楽しむことも可能
- ロードマップの更新やアプリの開発状況など、最新情報を知りたい方は公式SNSやDiscordなどもチェックしておきたい
過去に実績があるコンテンツを使っているだけに、期待感も高まります。
最新情報をチェックしつつ、本リリースを楽しみに待ちましょう。