Pacific Meta、TOKI FZCO、Progmat, Inc.の3社は、ステーブルコインに関する最新の制度動向や技術トピックを深掘りするイベント「Japan Stablecoin Summit 2025」を、9月10日(水)にKDDI高輪新オフィスにて開催いたします。
また、本カンファレンスのプラチナスポンサーに、「ブロックチェーンのインターネット」を掲げ、IBCによる高い相互運用性と拡大するステーブルコイン流通を背景に存在感を強めるCosmosが就任したことを発表いたします。
また、イベントではコアメンテナンスチームであるInterchain Labsチームがイベントに参加します。
COSMOSの紹介

コスモスはモジュール式のレイヤー1ブロックチェーンスタックであり、IBC相互運用性プロトコルを介して相互に通信可能な相互接続されたチェーンのエコシステムです。これにより、「ブロックチェーンのインターネット」が実現されます。
COSMOSのステーブルコインに関する取り組み・ニュース
まず、COSMOSエコシステムにおけるステーブルコインの導入が進展しています。テザーの新しいステーブルコインチェーン「Stables」は、コスモスとサークルのUSDCを基盤とし、アプリチェーン「Noble*」との提携により導入されており、IBCを活用した流動性提供も進展しています。USDCのTVL(総ロック資産)は$1500万ドルを超え、NobleはCCTP(ネイティブブリッジ)を通じて$300万ドルを調達しました。
DeFiインフラとの統合は著しく進展し、イーサリアムのdYdXからコスモスへ$10億を超えるUSDCがブリッジされました。さらに、「USDN」というM^0によるCosmosネイティブのデジタルドルも登場。プログラム性、流動性、クロスチェーン対応に注力したステーブルコインとして、IBC Eurekaなどを通じたEVMとの高度な互換性にも対応が進められています。
このようなプレイヤーや、USDY(利回りを生むステーブルコイン)を発行するOndo Financeは、Cosmosをステーブルコイン分野の成長とイノベーションの拠点として確立してきました。加えて、日本ではMUFGが中心となるProgmatプロジェクトを通じ、TOKI(IBCブリッジ)やNobleと連携し、日本円にペッグされた完全担保型ステーブルコインをCosmos上へ発行しようという動きもあります。
Japan Stablecoin Summitの詳細

法整備の進展や国内外での実証事例の増加を背景に、エンタープライズや行政、スタートアップがステーブルコインを活用した取り組みを次々と始めています。
「Japan Stablecoin Summit 2025」では、Pacific Meta、TOKI FZCO、Progmat, Inc.の3社共催のもと、最新の制度動向や技術的トピック、国内外の活用事例の紹介に加え、実際にステーブルコインを活用したいと考える企業同士が出会い、会話し、次の一歩を考える場をご提供します。
ステーブルコインに関心のある方、事業導入を検討している方、情報収集・ネットワーキングの機会を探している方にとって、未来につながる「きっかけ」がきっと見つかるイベントです。
会場
- 会場名:KDDI高輪新オフィス17階交流スペース
- 住所:〒108-8618 東京都港区高輪2丁目21-1 THE LINKPILLAR 1 NORTH
- Google Map:https://maps.app.goo.gl/cA6S7jrr1reibr2r5
日程
9/10(水)17:00~21:00
アジェンダ(※暫定)
- 16:30 開場
- 17:00 オープニング
- 17:10 キーノートセッション
- 18:10 パネルディスカッション
- 19:20 クロージング
- 19:30 ネットワーキング
- 21:00 閉会
共催企業について
本イベントの共催企業を紹介します。
TOKI

TOKIは、異なるブロックチェーン間をつなぐクロスチェーンブリッジを提供しています。IBC(Inter-Blockchain Communication)と呼ばれる、第三者の信頼を必要とせずにブロックチェーン間の通信を可能にするプロトコルに加えて、独自開発のミドルウェア「LCP」を組み合わせることで、より高いセキュリティを備えたクロスチェーン通信を実現しています。
また、Progmatのステーブルコイン基盤で発行されるステーブルコインのクロスチェーン機能の実装も行っています。
Progmat

Progmatは、金融システムを変革するデジタルアセットのインフラを構築するスタートアップ企業です。「プログラム可能なネットワークで社会をつなぎ、あらゆる価値をデジタル化する」というミッションのもと、トークン化された証券、ステーブルコイン、ユーティリティトークンの発行・管理プラットフォームを提供しています。また、デジタルアセットのグローバルな利用拡大に向け、パートナーシップの構築も進めています。
日本の金融市場における複数の主要機関から支援を受ける独立した企業として、200社以上の会員企業が参加する「デジタルアセット共創コンソーシアム」を運営し、さまざまな業界におけるデジタルアセットエコシステムを牽引しています。
Pacific Meta

株式会社Pacific Metaは「Web3領域のアクセラレーター」として、事業投資やコンサルティング、マーケティングなどに注力し、国内外のWeb3プロジェクトの立ち上げからExitまで一貫した支援を行っているWeb3特化のグローバルプロフェッショナルチームです。