暗号資産Hyperliquid(HYPE)の価格が急騰している。HIP-4と呼ばれるプロトコル変更のローンチが近づいていることへの期待を背景に、HYPEは過去2週間で76%の上昇を記録した。2月3日時点では36ドル近辺で推移し、直近24時間で約20%の上昇を見せた。この価格上昇は、新しい契約形態への関心に牽引されており、市場の分析では、まだ広範な個人投資家の注目を完全に集めていない状況が示唆されている。
発表内容の詳細
HYPEの価格上昇は、Hyperliquidのプロトコル変更であるHIP-4のローンチと、それに伴う新しいコントラクトへの関心によって推進されています。
新しいコントラクトは、完全に担保されたアウトカム契約であり、固定された価格帯内で決済され、利益と損失に上限を設ける設計です。この設計は、予測市場やオプションスタイルのDeFi(分散型金融)戦略に適しているとされています。
市場の動向としては、価格が大きく上昇しているにもかかわらず、ソーシャル・ドミナンス(SNSでの話題性)は比較的低い水準で推移しています。これは、今回の価格上昇がまだ広範な個人投資家の注意を引きつけておらず、過度な投機を防ぎ、トレンドの持続性を支える可能性があると見られています。
今後の展開
HYPEは史上最高値(59ドル)から60%ほど低い水準にあります。現在の勢いが維持されれば、この差は急速に縮まる可能性があります。
短期的には、42ドル、次いで47ドルをサポートとして回復することが目標とされています。これらの水準を保持できれば、トレンドの強さが確認され、史上最高値が視野に入ると見られます。
一方で、市場センチメントが変化したり、勢いが弱まったりした場合、下落リスクも残ります。30ドルのサポートラインを失うと、価格は26ドルに向けて下落する可能性があります。この26ドル付近には大規模な清算クラスターが存在しており、この水準を割り込むと、386万ドルの清算が引き起こされ、強気の構造が崩れる可能性が指摘されています。
編集部コメント
他の暗号資産が軒並み下落を続ける中、HYPEはプロトコルの具体的な進化を材料に、相対的に強い動きを見せています。価格上昇の背景が短期的なテーマ性や話題先行ではなく、新たなコントラクト設計というプロダクト面の変化にある点は、足元の相場環境を踏まえると印象的です。今後は、HIP-4の実装後に実需としての利用や流動性がどこまで伴うかに注目が集まりそうですね。