LINE NEXT、ステーブルコインプラットフォーム「Unifi」をグローバルで正式ローンチ

LINE NEXTは2026年3月9日、LINEアプリ上でステーブルコインの管理や決済ができるプラットフォーム「Unifi(ユニファイ)」をグローバルに正式ローンチしたと発表した。同サービスは、預け入れ、保管、送金、決済といったステーブルコイン活用の全プロセスを一つのアプリ内で提供するものである。暗号資産に不慣れなユーザーでも手軽に利用できる環境を整え、Web3エコシステムの構築を目指すとしている。

発表内容の詳細

Unifiは、これまで「Unifyプロジェクト(Unify Project)」の名称で開発されていたサービスを正式名称で一般公開したものです。LINEのほか、Google、NAVER、Appleなどのソーシャルアカウントでログインするだけでウォレットを作成できる利便性が特徴です。

今回のローンチにあわせて、ドル連動型ステーブルコインであるテザー(USDT)のサポートを開始しました。本サービスは、ユーザー自身が資産の秘密鍵を管理する「ノンカストディアル型」のウォレットを採用しています。

主な機能と特徴は以下の通りです。

1. リワード機能預け入れ額に応じて、基本年率4〜5%の利息が提供されます。ローンチ記念の限定期間中は、最大年率8%水準の利息が毎日提供されるプロモーションが実施されます。預け入れ上限はなく、24時間365日の自由な入出金が可能で、解約手数料も不要です。
2. プラットフォームの統合これまで個別に運営されていた「Dapp Portal(分散型アプリのポータル)」と「Mini Dapps(LINEアプリ内で動作する小型分散型アプリ)」がUnifiに統合されました。これにより、ゲームやソーシャル、コンテンツなどのアプリにおいて、Unifiウォレットでの決済や、ミッション参加による報酬獲得が可能になります。
3. 現金化への対応SentBeを通じて、シンガポールのDPTライセンスを保有するTriple Aのソリューションと連携しています。これにより、Unifi上のステーブルコインを現金化し、自身の銀行口座へ送金することができます。

今後の展開

LINE NEXTは、今後サポートするステーブルコインの種類を順次拡大していく予定です。同社代表取締役のコ・ヨンス氏は、さまざまな国のステーブルコインや実物決済の領域までサービスを広げ、グローバルなデジタル資産ハブへと成長させていく方針を示しています。

編集部コメント

ステーブルコインによる利回り提供がいよいよ一般層に届く段階に入りつつあるかもしれません。LINEアカウントで即座にウォレットを開設できる手軽さは、暗号資産に不慣れな層へのアプローチとして有効といえるでしょう。USDTに加えJPYCにも対応するとされており、今後乱立が予想されるステーブルコインの受け皿として機能するか注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用を専門とする編集チームです。Web3・ブロックチェーン領域に特化したコンサルティングファームである株式会社Pacific Metaが、国内外41カ国・150社以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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