Bitmineのイーサリアム保有量が500万ETHを突破、供給量の4%超に到達

Bitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)は、直近1週間で約10万ETHを追加取得し、総保有量が507万ETHを超えたことを発表しました。これはイーサリアム総供給量の約4.21%に相当し、同社が掲げる供給量5%の保有目標に向けた動きを加速させています。機関投資家による大規模なイーサリアム蓄積は、今後の市場動向を占う上で重要な指標となります。

「Alchemy of 5%」の実現に向けた大規模な買い増し

Bitmineのイーサリアム保有量が500万ETHを突破、供給量の4%超に到達

Bitmine Immersion Technologiesは2026年4月27日、過去1週間で10万1901 ETHを取得したと発表しました。この週間取得数は、2025年12月下旬以降で最多となります。

今回の取得により、同社のイーサリアム(ETH)保有量は507万8386 ETHに達しました。これはイーサリアムの総供給量(1億2070万ETH)の4.21%に相当します。同社は「Alchemy of 5%(5%の錬金術)」として、供給量の5%を保有する目標を掲げており、今回の購入によってその目標の84%まで到達したことになります。

同社は、イーサリアムが「ミニ・クリプトウィンター(小規模な暗号資産の冬)」の最終段階にあるとの見方から取得数を増やしており、今回の動きはその戦略をさらに推し進めるものと見られます。

資産構成とステーキングによる収益構造

2026年4月26日時点での同社の総保有資産は133億ドル(約2兆615億円)に達しています。その内訳は以下の通りです。

  • イーサリアム:507万8386 ETH
  • ビットコイン:200 BTC
  • Beast Industriesへの出資:2億ドル(約300億円)
  • Eightco Holdingsへの出資:9100万ドル(約141億円)
  • 現金:9億4000万ドル(約1457億円)

特筆すべきは、保有するイーサリアムの約73%にあたる370万1589 ETHをステーキング(ネットワークのセキュリティ維持に貢献し、対価として報酬を得る仕組み)に活用している点です。現在の年率換算利回り3.03%に基づくと、年間で2億6400万ドル(約409億円)のステーキング収益を生み出す計算となります。同社はステーキング事業を拡大させることで、保有資産からの利回り獲得を強化しています。

イーサリアム市場に対する強気の見通しと背景

同社会長のTom Lee(トム・リー)氏は、イーサリアムのパフォーマンスについて、イラン戦争開始以来、米国の主要株価指数であるS&P500を上回っていると指摘しています。

また、今後のイーサリアムの成長を支える要因として、以下の2点を挙げています。

1. トークン化(資産のデジタル化):実物資産などをブロックチェーン上のトークンとして扱う動き。

2. エージェント型AI:パブリックブロックチェーンに依存して動作する自律的なAI。

これらの技術的トレンドがイーサリアムの追い風になると同社は分析しており、長期投資を目的とした蓄積を継続する背景となっている可能性があります。

ポイント

  • 1週間で10万ETH超を取得し、総保有量が507万ETH(供給量の4.21%)を突破しました。
  • 供給量の5%保有を目指す「Alchemy of 5%」目標の84%を達成しており、目標達成が近づいています。
  • 保有ETHの約73%をステーキングに回し、年間約2億6400万ドルの収益を創出する体制を整えています。
  • トークン化やエージェント型AIの普及がイーサリアムの需要を押し上げると予測し、強気の投資姿勢を維持しています。
  • 総保有資産133億ドルの大半をイーサリアムが占めており、同社の戦略がイーサリアムに特化している点が注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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