リミックスポイントは2026年4月30日、2億5000万円相当のビットコイン(BTC)を追加購入したと発表しました。これにより、同社による4月23日からの1週間でのBTC取得額は合計で10億円に達しました。一時は暗号資産関連の投資を休止していた同社ですが、短期間での連続的な購入により、企業財務(トレジャリー)戦略として暗号資産を積極的に活用する姿勢を再び鮮明にしています。
1週間で4度の追加購入、総保有量は約1491BTCに
リミックスポイントによるビットコインの取得は、4月23日に約半年ぶりとなる購入が公表されて以降、24日、28日、そして今回の30日と、1週間で計4回にわたって行われました。今回取得したのは20.2951005BTCで、一連の購入により4月分の取得総額は10億円となっています。
この追加購入の結果、同社のビットコイン総保有枚数は1491.31334195BTCとなりました。2026年4月29日24時時点の終値を基準とした時価評価額は、ビットコイン単体で約182億7820万円にのぼります。同社はビットコインのほかにイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)も保有しており、暗号資産全体の時価評価額は約191億544万円、評価益は約23億7432万円に達していると報告されています。
経営方針の転換と新たな購入枠の設定
今回の積極的な買い増しは、同社の戦略的な方針転換を背景としていると見られます。リミックスポイントは、2025年秋の経営体制変更以降、新株発行による暗号資産取得の中止や、計画していたWeb3関連事業への投資中止を相次いで発表していました。市場では暗号資産の積極的な取得は休止されたとの見方が広がっていましたが、今回の動きにより取得ペースが再び加速しています。
特に、2026年4月27日の取締役会では、新たに総額5億円分の暗号資産を追加購入する方針が決議されていました。今回の2億5000万円分の取得は、この決議に基づく購入枠の一部を充当したものです。企業が自社資産のポートフォリオとして暗号資産を組み入れる動きは、国内外のビジネスシーンで注目される財務戦略の一つとなっています。
財務諸表への影響と今後の計上予定
リミックスポイントは、保有する暗号資産について四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を連結損益計算書に計上する方針をとっています。今回開示された約23億7432万円の評価損益については、すべて2027年3月期の損益に反映される予定です。
企業の暗号資産保有は、市場価格の変動が直接的に業績数値(連結損益計算書)に影響を与えるため、投資家やビジネスパーソンにとっては同社の財務健全性や収益性を判断する上で重要な指標となります。今回の評価益の計上は、次期の同社の決算において大きな影響を及ぼす可能性があります。
ポイント
- 4月23日からの1週間で計4回、合計10億円分のビットコインを追加取得しており、取得ペースが急速に高まっています。
- 昨秋の経営体制変更による投資休止方針から一転し、再び暗号資産を重視する財務戦略に回帰したと見られます。
- 保有資産はビットコインを中心に、イーサリアムやソラナ、ドージコインなど多角化されています。
- 現時点での暗号資産全体の評価益は約23.7億円に達しており、2027年3月期の連結業績に反映される見通しです。
- 取締役会で決議された5億円の追加購入枠に基づき、今後も残りの枠内での取得が行われる可能性があります。