世界最大規模の分散型予測市場プラットフォームであるPolymarket(ポリマーケット)が、日本市場への参入準備を進めていることが明らかになりました。暗号資産インフルエンサーの全力氏が同プロジェクトに参画し、国内の法規制に準拠した形態での展開を目指すとしています。この動きは、日本国内で予測市場への関心が高まる中で、グローバル大手がどのようにローカライズを図るかを示す事例として注目されます。
日本市場に特化した閲覧専用モデルの導入
Polymarketは、政治、経済、スポーツといった多岐にわたる事象の発生確率を、ユーザーの取引データを通じてリアルタイムに可視化する分散型の予測市場プラットフォームです。今回の日本展開にあたっては、国内の法規制に準拠するため、賭け(Betting)機能を持たない閲覧専用(View Only)の形態を検討しているとされています。
プロジェクトに参画した全力氏は、予測市場という新たなメディアを日本国内で普及させていく意向を自身のSNSで表明しています。予測市場は、多数の参加者の予測を価格に反映させることで、世論調査などとは異なる角度から情報の信頼性や発生確率を提示する仕組みとして機能します。
国内企業による予測市場サービスの活発化
日本国内ではPolymarket以外にも、予測市場の仕組みを活用したサービスの提供が相次いでいます。モバイルゲーム開発のgumiは、ユーザーが無償で参加し、結果に応じてポイントを付与する仕組みを採用することで適法性を確認した独自の予測市場サービス「ヨソクヒロバ」を、2026年5月から6月頃に開始する予定です。
また、Institution for a Global Society(IGS)も、World ID(ブロックチェーン技術を活用したデジタル証明)と連携した予測プラットフォーム「Signals」のベータ版を公開しています。このように、法的な枠組みを整理しながら予測市場の仕組みをビジネスやメディアとして活用しようとする動きが、国内のWeb3業界で加速しています。
ポイント
- Polymarketが日本市場参入に向けた準備を進めており、インフルエンサーの全力氏が参画した。
- 日本国内の規制を考慮し、賭け機能を除いた閲覧専用モデルでの展開を模索している。
- 予測市場は、事象の発生確率を可視化する新しい情報メディアとしての側面が期待されている。
- 国内ではgumiが2026年5月以降にサービス開始を予定しているほか、IGSもベータ版を公開するなど、競合する動きが活発化している。