BitwiseがNYSEにHyperliquid現物ETFを上場、米国初となる自社ステーキングを提供

BitwiseがNYSEにHyperliquid現物ETFを上場、米国初となる自社ステーキングを提供

暗号資産運用会社のBitwiseは、分散型取引所HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEに連動した現物ETFをニューヨーク証券取引所に上場します。21Sharesによる先行上場に続く事例となり、米国におけるHYPE現物ETFの選択肢が広がることになります。本ETFは、保有資産のステーキング機能を自社で提供する米国初のHYPE現物ETFとなる点が特徴です。

BHYPの概要とステーキングの導入

BitwiseがNYSEにHyperliquid現物ETFを上場、米国初となる自社ステーキングを提供

ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する「Bitwise Hyperliquid ETF(ティッカー:BHYP)」は、HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEの価格に連動する現物ETFです。2026年5月15日の上場が発表されました。

本ETFの最大の特徴は、米国のHYPE現物ETFとして初めて自社でのステーキングを提供することです。ビットワイズのステーキング部門であるBitwise Onchain Solutionsを通じて、ETFが保有するHYPEをステーキングし、運用を行う予定とされています。

手数料は0.34パーセントに設定されていますが、上場後1カ月間は運用資産残高の最初の5億ドル(約775億円)分について、手数料が0パーセントとなる優遇措置が適用されます。

背景となるHyperliquidの成長と市場規模

今回のETF上場の背景には、Hyperliquid(ハイパーリキッド)の急速な成長があります。ハイパーリキッドは、オンチェーン取引と分散型金融(DeFi)向けに構築された高性能なレイヤー1ブロックチェーンであり、特に無期限先物取引所として知られています。

入力テキストのデータによると、ハイパーリキッドは2025年の取引高が前年比400パーセント超の増加を記録しました。その規模は2兆9000億ドル(約449兆5000億円、1ドル155円換算)に達しており、世界のオンチェーン・デリバティブにおける未決済建玉の約60パーセントを占めています。

ネイティブトークンのHYPEは、取引開始から2年足らずで時価総額が110億ドル(約1兆7050億円)を超えました。これは暗号資産として世界第10位の規模に相当し、市場における主要な資産としての地位を確立しています。

拡大するHYPE現物ETF市場

米国におけるHYPE現物ETFの動きは加速しています。Bitwiseの上場に先立ち、2026年5月12日には21SharesがHYPE現物ETF「THYP」をナスダック(Nasdaq)に上場させました。

21Sharesの発表によると、THYPは上場初日に取引高180万ドル(約2億7900万円)、純流入額120万ドル(約1億8600万円)を記録しており、市場からは非常に堅調な滑り出しと評価されています。BitwiseのBHYPがNYSEに上場することで、投資家は異なる証券取引所や運用会社を通じてHYPEへの投資が可能になります。

ポイント

  • BitwiseがHYPE現物ETF(BHYP)をNYSEに上場し、21Sharesに続く参入となった。
  • 米国のHYPE現物ETFとして初めて、自社部門を通じたステーキング機能を提供する。
  • Hyperliquidはオンチェーン・デリバティブの未決済建玉で世界シェアの約60パーセントを占める。
  • HYPEトークンは時価総額110億ドルを超え、世界第10位の暗号資産に成長している。
  • 上場後1カ月間は、最初の5億ドル分の運用手数料を無料とするキャンペーンが実施される。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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