暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」がUSDCの取り扱いを開始

株式会社イオレが運営する暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」は、2026年5月18日より、米ドル連動型ステーブルコインである「ユーエスディーシー(USDC)」の取り扱いを開始しました。今回の導入は、同社が推進する「Neo Crypto Bank構想」におけるステーブルコイン領域の強化を目的としたものです。利用者が保有する暗号資産を活用し、実際の金融サービスや決済へつなげる環境の構築をさらに進めるとしています。

資産の安定性と実用性を重視したUSDCの導入

暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」がUSDCの取り扱いを開始

USDC(ユーエスディーシー)は、米ドルと価格が連動するように設計されたステーブルコインです。米国のフィンテック企業であるCircle(サークル)社によって発行されており、開発初期にはCoinbase(コインベース)と共同で設立したCentre Consortium(センター・コンソーシアム)が運営に関わっていました。

USDCの大きな特徴は、法定通貨や短期米国債などの準備資産によって価値の裏付けが行われており、価格の安定性が重視されている点にあります。そのため、送金や決済、DeFi(分散型金融)、暗号資産取引所における基軸通貨など、実用的な用途で幅広く利用されています。今回の取り扱い開始により、利用者は「らくらくちょコイン」を通じて、USDCを運用に活用できるようになります。

「Neo Crypto Bank構想」の進展と事業戦略

イオレは、暗号資産を実際の金融サービスや決済などに活用する「Neo Crypto Bank構想」を掲げ、事業を展開しています。同社は2025年7月に暗号資産金融事業への参入を正式に表明して以降、着実にインフラの整備を進めてきました。

これまでの経緯として、2025年9月にクリプトクレジットカードを展開するSlash Vision(スラッシュビジョン)との提携や暗号資産運用専門の子会社設立を行い、2026年4月には「らくらくちょコイン」においてイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)の取り扱いを開始しています。今回のUSDCの追加は、ステーブルコインという安定した価値を持つ資産を取り入れることで、同構想が目指す「暗号資産の金融活用」をより具体化させる取り組みであると見られます。

ポイント

  • 2026年5月18日より、レンディングサービス「らくらくちょコイン」でUSDCの取り扱いが開始されました。
  • USDCはCircle社が発行する米ドル連動型ステーブルコインで、準備資産による価値の裏付けがある点が特徴です。
  • 今回の対応は、イオレが掲げる「Neo Crypto Bank構想」におけるステーブルコイン領域の強化に位置付けられています。
  • 暗号資産を実際の決済や金融サービスに活用する取り組みをさらに進めることが目的とされています。
  • 2026年4月のETH・XRP導入に続く銘柄追加であり、サービス内の運用環境が拡充されています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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