暗号資産マイニング事業を展開してきたCore Scientificが、半導体大手AMDとの間でAI分野に関する新たな協定を締結しました。この合意は、同社がビットコインマイニング事業を縮小し、AI向けデータセンター事業者へと事業軸を転換する動きを加速させるものです。同社はこれに先立ち、Block社とのASIC(暗号資産マイニング専用機器)に関する協定を終了させており、事業構造の再構築を急ピッチで進めています。
AIデータセンターへの転換加速とAMDとの協定
Core Scientificは、ビットコインマイニング事業の縮小を進めるなかで、AMDとのAIに関する協定を結んだとされています。
今回の合意は、同社がマイニング主体の事業モデルからAIデータセンターの提供へと足場を移す「ピボット」を推し進めるものと見られます。暗号資産マイニングで培ったデータセンター設備や電力インフラを、急速に需要が高まるAI計算資源向けに活用する戦略の一環と考えられます。
BlockとのASIC協定終了が示す事業ポートフォリオの再編
同社はAMDとの協定を加速させる前に、米決済・Web3関連企業であるBlock社と結んでいたASICに関する協定を解除(終了)したことが明らかにされています。
マイニング機器の調達・運用に関わる契約を終了し、大手半導体メーカーであるAMDとの協定へと舵を切ったことは、インフラ資産の優先順位を暗号資産からAIへと再配置する明確な意志を示しています。マイニング事業者が抱える設備をAI需要へと転換する業界のトレンドを象徴する出来事といえます。
ポイント
- Core Scientificが半導体大手AMDとAIデータセンターに関する協定を締結した点
- ビットコインマイニング事業の縮小に伴い、AIインフラ提供への事業転換が加速している点
- Block社とのASIC(マイニング専用機器)協定を解消し、リソースの再配分を進めていること
- マイニング事業者のインフラ資産をAI向けコンピューティングへとシフトさせる動向を示す例として注目される点