近年、映像制作だけでなく設計や医療現場など活躍の場を広げているCGデザイナー。
そんなCGデザイナーの仕事と切っても切れないのがポートフォリオです✨
今回Pacific MetaマガジンではCGデザイナーとポートフォリオについて、以下の内容を中心にまとめました。
- CGデザイナーの作品をまとめたポートフォリオ
- 作品をポートフォリオにまとめる方法
- ポートフォリオにまとめる際にお勧めのwebサイト
- ポートフォリオにする際のポイント
- ポートフォリオに記載するべき内容
ほかにもCGデザインを学べる専門学校についても紹介します❗️
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとは、簡単に説明するとコンピュータを使いCGを制作する人のことです。
仕事内容はアニメや映画の映像制作、ゲーム制作、建物や車の設計図など様々です。
CGデザイナーになるためには特別な資格や学歴などは必要ありませんが、デッサン力や発想力を要する仕事ですので芸術系の大学や専門学校に進学し知識や技術を身に着けておくと要でしょう。
その後はアニメ、映像制作会社やデザイン事務所に就職するのが一般的です。
CGデザイナーの作品をまとめたポートフォリオとは?
ポートフォリオとは就職や転職の際自分の作品を売り込むために、作品や経歴、プロフィールをまとめたものです。
フリーランスの場合でもいかに自分の魅力を使えられるかが案件獲得数に直結するので、ポートフォリオの作りこみは重要になってきます。
CGデザイナーであれば3DCG作品のほか映像作品やデッサンを載せることが多いです。
映像作品は企業によっては必要ありませんが必要であればUSBやDVDに移して提出しましょう。
デッサンは一見仕事には関係なさそうですが、基礎力をアピールすることができます✨
また、キャラモデラ―希望であればUV展開図、モーションやエフェクト希望なら紙の資料のほかに映像資料も提出するなど希望職種に合わせた作品を提出するのもいいでしょう。
他のCGデザイナーの作品やポートフォリオを参考にしよう
ポートフォリオの内容に困ったらほかのクリエイターのポートフォリオを参考にするのも一つの手です。
CGクラウドはCGデザイナー向けの作品投稿サイトです。
CGクラウドでは実際のCGデザイナーのポートフォリオを見ることができるので、参考にしてみるといいでしょう✨
また、CGクラウドはCG業界に特化したマッチングプラットフォームでもあるので、仕事探しにも活用してみてはいかがでしょうか。
CGデザイナーが作品をポートフォリオにする方法
ポートフォリオの作成方法として、紙に印刷する方法とWEBサイトにまとめる方法があります。
ここではそれぞれの作り方について簡単に説明していきたいと思います。
紙に印刷してまとめる
紙のポートフォリオは基本A4かA3サイズで作成します。
illustraterなどで作成したデータを印刷しファイルやバインダー、ホチキスなどを使い製本します。
また、印刷会社に委託して印刷、製本する方法もあります。
印刷会社では紙質や製本方法も選ぶこともできます?
WEBサイトにまとめる
CGクリエイターがポートフォリオを作成する場合、紙よりWEBサイトで作成するほうがおすすめです❗️
理由としては作品をリンクから直接表示できる、紙では表現できない色合いを表現することができる、動画でアピールすることができるという点があげられます。
webでポートフォリオを作るにはポートフォリオを作成できるウェブサイトやサービスを利用するのが一般的です。
CGデザイナーが作品をポートフォリオにまとめる際にオススメのWEBサイト
ここではwebでポートフォリオを作るのにおすすめのサイトを紹介したいと思います。
Portfoliobox
Portfolioboxはポートフォリオを作成に特化した有料ツールです。
月額費用が掛かってしまいますが、豊富で高品質なテンプレートがそろっている、SEO対策によってアクセス数アップを狙えるなどの理由で人気の高いサイトです。
foriio
foriioはクリエイター数、登録ジャンル共に国内最大級のポートフォリオ作成サービスです。
作品の制作過程を記すことができる制作ノートや自動画像変換機能といった機能が使え、さらに有料プランに入るとカスタムドメインを作ることができます。
MATCH BOX
MATCH BOXはマイナビクリエイターが提供している無料サービスです。
作品とテキストの準備だけで簡単にポートフォリオが作成できるほか、無料でポートフォリオ制作に関するオンライン講座を受講できるので初めて作成される方にもおすすめです。
CGデザイナーが作品をまとめてポートフォリオにする際のポイント
ポートフォリオの作り方について説明したところで、ここではポートフォリオを作る際に気を付けるべきポイントについて説明したいと思います。
見やすさ、わかりやすさを意識する
就職活動でも、フリーランスで仕事を売り込むにしても、ポートフォリオには必ず見る人が存在します。
ポートフォリオがわかりにくいと自分のことをわかってもらう前に読むのをやめてしまうかもしれません?
なので、見る人を意識した見やすくわかりやすいポートフォリオを心がけることが重要です✨
具体的には字間や行間、フォント、作品の配置に気を使ってみるといいでしょう。
また、文字が多いとそれだけ読みにくくなってしまうので文章はなるべく簡潔に、かつ要点は抑えるように気をつけましょう。
完成したら友人知人にチェックをしてもらうとより客観的に見やすいポートフォリオに近づけるでしょう。
自分を知らない人にもわかるように作成する
ポートフォリオを読む人は自分のことを知っている人とは限りません。
自分のことを知ってもらうために、経歴、連絡先のどの基本的な情報から得意なジャンル、具体的なスキルや将来の方向性などがわかるポートフォリオにするといいでしょう。
その際に、嘘をついたり話を持ったりしないようにしましょう。
また、わかりやすく簡潔にまとめるのも大事ですが、自分の個性がにじみ出るようなポートフォリオに仕上がると印象に残りやすいでしょう❗️
自分ならではの魅力が伝わるように工夫をする
数多くいるクリエイターの中から自分を選んでもらうためには、なんといっても自分ならではの魅力を伝える必要があります。
自信のある作品は前半に持ってきたりデザインを変えるなどして強調することで強みや魅力をアピールしましょう❗️
一番最初に目が行くところである表紙のデザインもこだわることで個性を主張し好印象を与えられるでしょう✨
さらに、相手が求める作風やスキルに沿った強みをアピールできるとより採用に近づけるでしょう。
CGデザイナーが作品をまとめるポートフォリオに記載すべき内容
ここではCGデザイナーがポートフォリオを作成する際、記載するべき内容について紹介したいと思います。
自主制作作品
まずはポートフォリオにおいて最も重要な内容である作品です。
CGデザイナーなら2DCG、3DCG作品の静止画は必ず入れましょう❗️
動画もあるとより作品について詳しく伝えられるでしょう。
作品を載せる際、作品の魅力が最大限伝わるようになるべく高画質なものを用意しましょう。
作品の情報
作品にはかならず作品情報も添えるようにしましょう。
具体的には
- 完成画像とワイヤーフレーム画像
- 制作過程の画像と制作期間
- 作品の意図や経緯
- 使用しているツールやソフト
について記載するといいでしょう❗️
プロフィール
もちろん一番大事なのは作品ですが、作者自身の人となりも採用の際に見られる場合があります。
プロフィールには生い立ちや経歴、連絡先、作品を作るうえでのこだわりや強みとなるスキルなどを記載しましょう❗️
スキルについては単にできることを書くだけでなく、過去に担当した業種や作品数などなるべく細かく書くといいでしょう。
また、作品に関するスキル以外にも、ビジネススキルについてもアピールするとプラスになります✨
SNSやブログへのリンク
ポートフォリオ以外でも自分や作品について知ってもらうため、SNSやブログへのリンクを記載しましょう。
ブログに自身の思いや作品の裏話などがあるとより自分について深く知ってもらうことができます。
CGデザインについて学べる専門学校3選
CGデザイナーを目指す人の多くは専門学校でスキルや知識を身に着けます。
ここではCGデザイナーを目指す方にお勧めの専門学校を3つ紹介したいと思います。
代々木アニメーション学院
最初に紹介するのが代々木アニメーション学院です。
代々木アニメーション学院はアニメーター、声優、クリエイターなどさまざまな職業を目指す生徒が通う専門学校です。
その中の一つ、デジタルアニメ学部ではアニメ3DCG科、モデリング科といったCGデザイナーを目指す方にピッタリな学科がそろっています。
アニメ3DCG科ではMAYA、3dsMAXなどの使い方の習得ややポートフォリオ作成のサポートなど卒業後即戦力として働くことを目標にしています。
気になった方はぜひこちらから資料請求をよろしくお願いします。
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
総合学園ヒューマンアカデミー
次に紹介するのは総合ヒューマンアカデミーです。
総合ヒューマンアカデミーはアニメやビューティー、スポーツまで幅広いカレッジを抱える専門学校です。
ゲームカレッジにはCGデザイナー専攻があり、そこでは基礎画力の向上からハイエンドクラスのCG技術まで身に着けられるようなカリキュラムが組まれています。
また、一人一人に合わせた就職サポートや他専攻への転向にも対応しているのも総合ヒューマンアカデミーの魅力です。
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アミューズメントメディア総合学院
最後に紹介するのがアミューズメントメディア総合学院です。
アミューズメントメディア総合学院はゲーム業界やアニメ業界に関する学科を中心とした専門学校です。
アミューズメントメディア総合学院のゲーム・アニメ3DCG学科では2年間にわたって徹底的に基礎を固めることによってゼロからでもプロを目指すことができるのが魅力です。
また、2年間で各2回のゲーム、アニメの制作実習を通して実戦的な知識や技術を身に着けられます。
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「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
「アニメーター 専門学校」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
CGデザイナーの作品・ポートフォリオについてのまとめ
今回Pacific MetaマガジンではCGデザイナーの作品、ポートフォリオについて以下の内容を中心に紹介しました。
- ポートフォリオとは、クリエイターが作品を売り込むために作品や経歴をまとめたものである。
- ポートフォリオには紙媒体とweb上のものがあるがCGデザイナーの場合webのほうがおすすめである。
- webでのポートフォリオ制作にはPortfolioboxやMATCH BOXといったwebサービスを利用すると良い
- ポートフォリオを作成する際、わかりやすくしたり印象付けるためにデザインや文量、レイアウトなどに気を使う必要がある。
- ポートフォリオには作品のほかに作品情報やプロフィールも記載する。
CGデザイナーに限らず、クリエイターにとってポートフォリオはとても重要なものです。
ポートフォリオで自分をアピールし、好きを仕事にできるように頑張りましょう❗️