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ゲーム実況は、今やたくさんの人々が取り組んでいるコンテンツです。
YouTubeやニコニコ動画でゲーム実況を始め、登録者数が100万人を超える人気実況者になった人も数多く存在し、最近は芸能人でもゲーム実況をしている人がたくさんいます。
そんなゲーム実況ですが、行う際には注意しなければならない点がいくつかあります。
今回Ludusでは、ゲーム実況の注意点について以下の内容を中心にご紹介します。
- 著作権を侵害していないか
- ゲーム実況の収益化は許可されているか
- ゲーム実況でストーリーのネタバレをしていないか
- 配信前に必ずルールを確認する
ゲーム実況を行う上で守らなければならないことや会社ごとのルールについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ゲーム実況の注意点1:著作権侵害について
ゲームソフトの著作権は、当然ですがゲームを制作した会社に存在しています。
ゲーム実況の動画投稿をするうえで、著作権を侵害していないかどうか気をつけなければいけません。
著作権について詳しくご紹介します。
ゲームは「映画」と同じ扱い
ゲームの映像は映画と同じように保護されています。
映画館で映画を撮影することも、撮影した動画をアップロードすることも違法です。
もちろん音声を録音することも禁止されています。
ゲームは映画と同等の扱いなので、ゲームの映像をインターネット上に無断で公開することは、著作権侵害に当たると考えて良いでしょう。
インターネット上にあがっているゲームのプレイ動画を見ることで、視聴者が内容を理解して満足してしまい、ゲームを買わないことに繋がってしまいます。
そして、著作権法第21条で「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する」と定められています。
ゲーム実況が許可されているのは、厳密に言えばゲームを制作した人(会社)のみということです。
会社によっては宣伝も兼ねて「この部分までなら実況OK」などといったルールを設けている場合もあるので、事前にきちんと確認をとりましょう❗️
ゲーム実況BGMの音楽素材が著作権侵害になることも
映像だけでなくBGMや音声、曲などの音楽素材が著作権侵害に当たる可能性があります。
ゲームの曲や音楽をまとめたサウンドトラック(CD)が発売されている場合、ゲームの曲を流すと著作権を侵害していると判断されることも。
自分で作成した音楽や、YouTube・ニコニコ動画と言ったJASRACの権利団体と契約を結んでいる投稿サイトを利用する場合は、著作権についての申請や手続きは不要です。
そうでない楽曲を使用したい場合は、きちんと音楽制作者から許可を取り使用料を払った上で使用してください。
もちろん、許可を得られなかった場合は使用できません。
もし著作権侵害をしてしまったら
ゲーム実況の著作権に関しては、まだ浸透していない部分が多いというのが現状です。
「著作権を侵害している」ことに気が付かないままゲーム実況を行ってしまった場合、どのようなことが起きるのでしょうか。
動画の削除、アカウントの停止
著作権侵害に当たる動画に削除申請が出されます。
この場合、該当する動画は速やかに削除することで対応しましょう。
削除申請を無視したり、1度の投稿でも重度の著作権侵害だと判断されたりすると、アカウントを停止されてしまいます。
数か月間動画投稿できなくなってしまうことに繋がるため、早めに対処することが重要です。
刑事告訴されることも
著作権の侵害は違法行為に当たります。
著作権を有する制作側が著作権侵害と判断した場合は、著作権法第119条の基づいて「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方を処す」と定められています。
知らなかった、気が付かなかったでは済まされない問題に発展してしまうので、注意が必要です。
ゲーム実況の注意点2:収益化の許可
収益化とは主に動画に公告をつけて広告収益を得ることを指します。
YouTuberがゲーム実況を投稿してお金を稼げるのは、この収益化というシステムを利用しているからです。
とはいえ、どんなゲームでも収益化ができる訳ではありません。
日本ではゲーム実況を許可していても収益化を認めていないという会社も数多く存在しています。
収益化が許可されている作品として代表的なものは、スクウェア・エニックスが発売した「ファイナルファンタジー14」です。
この他にも、任天堂は2018年11月に「ガイドラインに則って指定サイトで可能」と収益化を解禁しました。
ストリートファイターシリーズで有名なカプコンはOPENRECという配信サイトを利用し、クリエイターズプログラムに参加することで「ストリートファイターⅤ」の収益化を許可しています。
海外ではまた事情が異なっていて、実況はもちろん収益化にも寛容なようで有名なゲームはほとんど収益化が許可されています。
日本でも大人気の「マインクラフト」を始め様々なゲームを収益化できるほか、収益化の条件も指定していないというケースも多いようです。
収益化が禁止されているのにも関わらず広告をつけて収入を得ようとすれば、収益を剥奪されることもあるので注意しましょう?
ゲーム実況の注意点3:ストーリーのネタバレ
ゲーム実況は、そのジャンルによって制限の有無が大きく変わります。
日本でも大人気の「Apex Legends」「Fortnite」などの対戦ゲームは、ゲーム実況を推奨しているようです。
対戦ゲームはストーリー性よりやはりゲーム性が重視されるので、上手い人がプレイしているのを見て「自分もやりたい」と考える人が多いからだと考えられます。
RPGなどストーリー重視のゲームでは、「この部分は配信禁止」といった制限を設けている場合もあります。
ゲーム実況を見ることでプレイ意欲・購買意欲を刺激して、1番盛り上がるシーンは購入した人のみが見られるようにしています。
配信が禁止されている部分に関しては自分でプレイして確かめるしかないので、宣伝効果も期待できるという仕組みです。
スーパーマリオシリーズで有名な任天堂は、ガイドラインで
お客様ご自身の創作性やコメントが含まれた動画や静止画が投稿されることを期待しております
という一文を添えています。
つまり、ただゲームのプレイ動画を流すのではなく、コメントなど独創性を付加することで更にゲームの魅力を引き出してほしいという趣旨の内容です。
メーカーごとに、または作品ごとにゲーム実況に対する制限が異なります。
ゲーム実況の注意点4:配信ルールの確認
配信ルールはメーカーや配信プラットフォームによって異なります。
国内の代表的な例をあげてご紹介します。
代表的なメーカー
まずはメーカーごとに定められたルールです。
任天堂
任天堂は2018年11月に「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を制定しました。
その中でゲーム実況・動画投稿による収益化を認めています。
正式な発売日以降のゲーム実況に関しては、オリジナリティ溢れる内容であれば許可が降りています。
例えば「あつまれ どうぶつの森」において自分の意見を話しながら独創性のある街を作った動画を投稿するといった内容であればOKということです。
反対に、ただゲームの映像や音楽を流しているだけの動画はガイドラインに違反していると考えられます。
任天堂以外の第三者が知的財産権を所有しているゲームである場合は、その第三者に許可を取る必要があります。
基本的にはこのガイドラインを遵守していればゲーム実況も収益化も許可されていますが、任天堂側が不適切な内容だと判断したものに関しては削除を申し立てることがあるので覚えておきましょう。
スクウェア・エニックス
基本的に日本在住の個人ユーザーが、JASRACと音楽に関する利用許諾契約を結んでいるサイトに動画を投稿する分には問題ありません。
ただ、タイトルごとに細かいルールを決めているようで、例えばスクウェア・エニックスが発売した「ファイナルファンタジー7 リメイク」では最終チャプターの配信を禁止していました。
もう1つの代表作であるドラゴンクエストシリーズは今まで実況そのものを禁止していましたが、2021年1月からは動画投稿・収益化の両方が許可されています。
また、プレイする際は「ネタバレあり」と視聴者に配慮する一文を挿入することが推奨されています。
配信したいゲームのタイトルで検索をかけて逐一確認するのがおすすめです。
カプコン
2021年6月に新しくガイドラインを制定したので、その内容を遵守していればゲーム実況・ライブ配信が可能です。
ただし個人のユーザーに限り、法人のユーザーは別途問い合わせが必要です。
ゲームムービー単独の使用や公式のゲーム映像使用、コメントなしのスクリーンショット、音楽の実抽出して使用などは禁止されているのでご注意ください。
また、カプコンが権利を所有していない音楽素材については別途使用許可を自分で採る必要があります。
非営利目的に限られますが、動画サイトでの公告による収益化は許可されています。
ガイドラインに違反していると判断された場合、該当動画の削除という措置を取るという記載があったので、正しくガイドラインを理解してゲーム実況を行ってください。
セガ
セガも独自のガイドラインを制定しています。
代表的な「ぷよぷよ」シリーズなど、プレイ動画の配信は許可されていますが営利目的の利用は認められていません。
ただし、こちらもYouTubeやTwitchなど動画投稿サイトの正式なパートナー機能を利用しての収益化は可能です。
プレイヤーのコメントや実況など新しい要素のない動画や、ゲームの映像・音楽・音声・デザインの一部分のみを切り取っての使用はガイドライン違反になるので気をつけましょう。
その他過度な加工やセガが不適切と判断した内容の動画に関しては削除される可能性が高いので覚えておいてください。
プラットフォーム
現在、ゲーム実況を行うための様々なプラットフォームが存在しています。
PS4とPCのルールをご紹介します。
PS4
PS4にはシェア機能というものが搭載されています。
コントローラーの左上部にSHAREと書かれたボタンだあり、そこを押すだけでPS4を使って録画またはライブ配信が可能です。
ボタンを押すだけであり更に無料の機能なので、ゲーム実況に適していると言えます。
また、このシェア機能を使うことで配信制限されているシーンに突入したら自動的に配信を中断してくれます。
規約を守るうえでとても便利な機能です。
このシェアボタンと合わせて、プレイするゲームのタイトルや販売会社のルールを確認してゲーム実況の取り組みましょう。
PC
PCを媒体にしたゲームとして有名なものはフリーゲームです。
誰でも気軽にダウンロード・プレイができるので、利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
気をつけなければならないのが、フリーゲームだからと言ってゲーム実況が許可されている訳ではありません。
制作者がいるので当然著作権が存在しています。
利用規約や著作権に関する項目を読み、ゲーム実況について触れられていなければ直接確認しましょう。
その他通常販売されているPCゲームに関しても、基本的には同様の手順を踏んでゲーム実況しても問題ない場合のみ、ゲーム実況に臨んでください。
ゲーム実況の注意点5:「視聴者」について
ゲーム実況は自分がプレイして楽しんでいる様子を「視聴者」に見てもらい、ゲームの面白さを共有するというものです。
常に見てくれている人が意識してプレイしましょう❗️
注意点を2つ述べます。
個人情報の扱い
個人情報の扱いには十分気をつけてください。
不特定多数の人が見ている環境で、安易に自分の情報を公開してはいけません。
ほんの少し話したことから、住んでいる家や職場、本名などがばれてしまったというケースもあります。
録画するゲーム実況では内容をよく確認し、問題がある部分は削除または撮り直しをすることをおすすめします。
生配信はやり直しがきかないので、発言にはいつも以上に気を配りましょう。
過度な誹謗中傷や暴言はしない
プレイしているゲームの内容はもちろん、キャラクターや制作会社に対する過度な誹謗中傷・暴言を吐くと言った行為をしてはいけません。
軽い気持ちで発言したとしても、それを聞いて傷つく人はたくさんいます。
また、過激な発言によってコメント欄やSNSが荒らされてしまい、炎上に繋がるというケースもあります。
一時的に注目を集められたとしても、アカウントの停止や削除に追い込まれてしまう可能性もあるため、見ている人が不快になるようなコメントは避けましょう。
ゲーム実況を伸ばすコツ
ゲーム実況を伸ばして売れるためにはどうすれば良いのでしょうか。
基本的なことになりますが、まずは毎日動画を投稿して少しでも自分の動画を見てもらう機会を増やし、視聴者数・チャンネル登録者数を伸ばしましょう。
動画のタイトルやサムネイルにもこだわってください。
まずはクリックして動画を見てもらわなけらば人気も出ません。
プレイ中ははきはきと聞き取りやすい声で話し、ゲームの音量やグラフィックなど見やすさ・聞きやすきを重視して環境を整えます。
後は他の実況者がまだ取り組んでいないようなことに挑戦し、個性を出して差別化を図ってください。
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ゲーム実況の注意点のまとめ
今回Ludusでは、ゲーム実況の注意点について以下の内容を中心にご紹介しました。
- ゲーム実況は著作権侵害に触れる可能性がある
- それぞれのゲーム会社が定めるガイドラインを遵守すればゲーム実況や収益化が許可されているケースも存在する
- 違反する場合は該当動画の削除やアカウント停止、刑事告訴にまで発展する危険性があるので注意が必要
- ゲーム実況を見ている視聴者のことを配慮したプレイを心掛ける
今や多くの人がゲーム実況を見たり、実際にプレイしたりしているかと思います。
企業側が許可している範囲を正しく守って、お互い楽しく気持ちいいプレイを心掛けましょう。
また、見ている人も楽しめる実況ができれば自然と知名度が増えて、ゲーム実況者として人気者になれる可能性もあります。
この記事がゲーム実況者を目指している方の参考になればと思います。
監修者:Pacific Metaマガジン編集部
Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、メタバース、DeFi、ブロックチェーン、GameFiなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。