UPSとは無停電電源装置を指し、何らかの原因で停電が起こった際にも接続機器に電力を提供し、安全にシャットダウンするまでの時間を稼ぐ役目を果たしてくれます。
そんなUPSですが、最近では家庭用の商品も浸透しており、ゲーミングPCに接続して利用したいという需要が高まっています。
今回Pacific Metaマガジンでは、UPSを使ったゲーミングPCの停電対策について紹介します。
見出しは以下の通りです。
- ゲーミングPCにUPSが必要な理由
- ゲーミングPC用のUPSを選ぶときに見るべきポイント
- UPSのおすすめメーカー3選を紹介
- ゲーミングPCにおすすめのUPS
- 停電対策なら、ゲーミングノートPCを購入するという手も
- 初心者にもおすすめのゲーミングPC5選
UPSを初めて購入しようとしている方にも分かるように、用語の説明も丁寧におこないます。
ゲーミングPCにUPSが必要な理由
停電が起きた際やブレーカーが落ちた際など、何の対策もしていなければPCの電源は強制的に落ちてしまいます。
家族と一緒に暮らしているという場合に、他の人が電子レンジやドライヤーを使ったタイミングでブレーカーが落ちるといったトラブルも多発しており、PCを利用しているときのリスクだと捉えている方も多いでしょう。
最近はオートセーブのゲームが多くなってはきましたが、プレイ中にPCの電源が落ちてしまったら、少なからず進行度合いのリセットは避けられません。
また、オンラインで対戦などをしている場合には、その勝負が自動的に負け扱いとなってしまうことがほとんどです。
さらに、突然のシャットダウンはPC自体が故障してしまう可能性もあるため、高額なお金をかけたものが一瞬にして壊れるという怖さがあります。
ゲーミングPCは通常のPCよりも高額なので、より怖さを感じる方も多いでしょう。
そんなゲームの強制終了やPCの故障を回避してくれる存在がUPSです。
UPSとPCを接続すれば、停電時にもUPS → PCへ電力を供給することが可能になるので、上記のような不安からは解放されます。
最近はコンパクトで安価な製品もあるので、家庭で導入する人も増えてきています。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
「ゲーミングPC とは」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲーミングPCのUPSを選ぶときに見てほしいポイント
いざUPSを探してみると値段や性能が様々なので、どこをチェックすれば良いのか分からないという方もいるはず。
この見出しでは、UPSで確実にチェックしておきたいポイントを紹介します。
少し専門用語が多いので、理解しておきたい部分に絞って説明をしていきます。
給電方式
一口にUPSといっても、どのように接続機器へ電力を供給するかという給電方式が大きく3パターンあります。
- 常時商用給電方式
- ラインインタラクティブ方式
- 常時インバータ方式
下へ行くほど高性能であり、その分価格が高くなります。
商品の紹介ページには必ずこの給電方式が書いてあるので、チェックするようにしましょう。
性能の違いをメインにして、それぞれの方式における特徴を見ていきましょう。
常時商用給電方式
この方式の製品は一番安く売られていますが、代わりに停電を検知してから電力を供給するまでに少し時間がかかります(10ms → 100分の1秒程度)。
その時間でパソコンの電源が落ちてしまうことはまず無いですが、消費電力の多い機器にはあまり向いていないタイプなので、心配な方は他の方式を選んだほうが良いでしょう。
ラインインタラクティブ方式
ラインインタラクティブ方式は、値段も機能も3つの中間に位置します。
こちらも停電時の切り替えに若干の時間はかかりますが(数ms程度)、常時商用給電方式よりは給電の調整能力が高いので、ゲーミングPCに影響を与えることはまずありません。
値段と性能のバランスを考えると、ゲーミングPCに使うUPSとしては一番おすすめです。
常時インバータ方式
こちらは、停電が起こっていなくても常に接続機器へ電力を供給し続ける方式です。
そのため、停電が発生しても一切の瞬断が発生せず、性能的には絶対の安定性を持ちます。
性能が良い代わりに価格は一番高いタイプなので、ゲーミングPCに使用するだけならあまりおすすめしません。
出力波形
普段意識することはまず無いと思いますが、家電には対応している出力波形というものが存在しており、正弦波 / 矩形波の2つに大きく分けられます。
それに伴って、UPSにも正弦波タイプと矩形波タイプの2パターンがあるので、専門的な言葉は使わずに違いを説明します。
正弦波タイプ
形で言うと、波のような曲線を描いている波形です。
PCを含めて多くの家電はこちらの正弦波を前提とした作りをしているので、特別な理由が無い限りはこちらのタイプでUPSを選んでおきましょう。
矩形波タイプ
見慣れない単語かもしれませんが「矩形」は「くけい」と読み、長方形を指す言葉です。
矩形波は直線的な形を描きます。
矩形波タイプのUPSは安価であることが多いですが、ゲーミングPCを接続すると上手く動作しないこともあるため可能な限り避けましょう。
ちなみに、UPSについて書かれた記事を検索すると「短形」と書かれている記事が多いですが、これは単純な誤りです。
ゲーミングPCのW数に合わせる
UPSは製品ごとに電力の容量が決められており、それを超えるW数の電力供給はどう頑張ってもできません。
比較対象となるゲーミングPCのW数(消費電力)を調べるには、メーカーの商品ページを見るのが確実です。
また、パーツごとに簡易計算ができるページなどもあるので、参考にしてみましょう。
電源容量計算(電源電卓)電源の選び方|ドスパラ通販【公式】
実際にコンセントへ取り付けることで消費電力を測定できる「ワットチェッカー」という機器も販売されているので、そちらを使うのもおすすめです。
バッテリーの容量
UPSに搭載されているバッテリーの容量が大きいほど、停電したときに接続機器(ゲーミングPC)を長く使えるようになります。
UPSを選ぶ際は、「停電した瞬間から何分間ゲーミングPCを使えれば良いか」を最初に決めてしまい、消費電力との兼ね合いで容量を決めましょう。
時間の目安としては5分程度、余裕を持ちたければ10分程度持てば十分でしょう。
UPSは安全にシャットダウンするための時間稼ぎが主な役割なので、停電後に30分も1時間もゲームをし続けることは基本的に想定していません。
より快適なゲーミングPCのUPSを選ぶために
ここまではUPSの確実に押さえておきたい項目について紹介してきましたが、ここからは利便性の面で考えたときにあったらより良い機能についてお届けします。
ご自身のニーズに合わせてチェックしてみてください。
電池交換は簡単にできる方がいい
UPSにはバッテリーが使われているのですが、本体よりもバッテリーの寿命が先に来ることがほとんどです。
そのため、バッテリーの交換がしやすい製品を選んだほうが良いでしょう。
有名メーカーのUPSであれば交換用バッテリーが手に入らないことは無いはずですが、念のためあまり古い型の中古製品などは避けておいたほうが良いかもしれません。
バッテリーは製品ごとに対応の型が決まっているので、適当な安物を買ったりしないように気をつけてください。
本来の役割が果たせなくなる可能性があります。
UPS連携機能
UPS多くの製品には、PCとの連携機能が付いています。
この連携機能を使って予め設定をしておくと、UPSで停電を検知した際に、PCへシャットダウン命令を自動的に出すことなどができます。
停電を検知してからから○分後にシャットダウンといった設定もできますし、複数の機器をUPSに接続している場合は、コンセントごとに命令の内容を分けることも可能です。
設定は付属のソフトウェアでおこない、慣れていないと少し難しいかもしれませんが、一度おこなっておけば外出時にも安心できます。
コンセント数も確認する
ゲーミングPC以外にも家電製品を接続したい場合は、搭載されているコンセント数も確認しておきましょう。
大きめのサイズであれば6個程度付いているものが多いですが、コンパクトなサイズのものだと、3~4つしか付いていないものもあります。
電源タップを使って無理やり増やすことも可能ですが、どの機器がUPSに繋がっているか管理することが難しくなるので、電力の容量をオーバーしないように気を付けましょう。
また、全てのコンセントに停電時の電力供給機能が付いているとは限らないので、そちらにも注意が必要です。
電力供給機能が付いたコンセントは「バックアップコンセント」、停電時に電力供給が止まるコンセントは「サージ保護のみコンセント」などと表記されているので、購入時はチェックしていきましょう。
この2つを半々ぐらいの割合で配置しているUPSがかなり多いです。
ゲーミングPCのUPSを購入するならここ!おすすめのメーカー3選
続いては、製品選びでポイントになるメーカーについてです。
UPSを販売している代表的な3社について見ていきましょう。
どのメーカーも実績があるのでおすすめですが、少しずつ特徴が違ってくるのでニーズに合わせてお選びください。
オムロン
今回紹介する中では唯一の国内メーカーです。
オムロンと言えば一番ポピュラーなのは体温計だと思いますが、他にも電気機器を幅広く手掛けておりUPSも販売しています。
質の高さはもちろん、家庭用として比較的安価な製品もあるのであらゆる面でバランスが取れています。
特に、品質やサポートで困りたくないという方におすすめです。
APC
APCは、UPS製品のメーカーとしては文句無しの実績と知名度を持っているメーカーです。
企業向けの製品を多く作っているイメージがありますが、家庭用タイプも含めて幅広くラインナップされており、値段もそこまで高価ではありません。
パソコンの操作周りに少し詳しい方で、こだわりを持って製品を選びたいという場合には特におすすめです。
サイバーパワー
サイバーパワー(CyberPower)は、本社が台湾にあるグローバルメーカーです。
とにかく値段の安さが特徴的で、上の2つのメーカーと同じ性能の製品であれば、半額以下で売っていることも珍しくありません。
さらに、品質やサポートが目に見えて悪いわけではないので、UPSの入門として試しに買ってみるのに最適です。
ゲーミングPCにおすすめのUPS
ここからは、いよいよPacific MetaマガジンがおすすめするUPSの紹介に移ります。
上で紹介したおすすめメーカーより2製品ずつ、計6製品を紹介します。
※価格は2022年5月27日現在、Amazonにおけるものです。
【オムロン】BW55T
サイズ・重量 | 38 x 27.6 x 19.2 cm:4.65 kg |
給電方式 | 常時商用給電方式 |
出力波形 | 正弦波出力 |
出力容量 | 550VA/340W |
価格(税込) | 19,600円 |
常時商用給電方式のオーソドックスなタイプです。
価格も2万円を切っているので、比較的手が出しやすいでしょう。
液晶ディスプレイには出力電圧や残容量が表示されるので、どの程度余裕があるか管理しやすいのも使いやすいポイントです。
出力コンセント数は4で、工具無しでバッテリー交換可能な製品となっています。
【オムロン】BY50S
サイズ・重量 | 28.5 x 9.2 x 16.5 cm:4.5 kg |
給電方式 | 常時商用給電方式 |
出力波形 | 正弦波出力 |
出力容量 | 500VA/300W |
価格(税込) | 18,847円 |
上の商品よりもややコンパクトなモデルで、出力コンセント数は4つです。
出力容量が少なめなので、スペックの高いゲーミングPCを使っている場合は足りない恐れがあることに注意しましょう。
4~5年持つとされる長寿命バッテリーが搭載されているので、メンテナンスの手間はほとんどありません。
関連商品として容量が小さい「BY35S」や、逆に容量が大きい「BY80S」「BY120S」もあるので、必要なW数に応じてチェックしてみてください。
【APC】BR550S-JP
サイズ・重量 | 44.4 x 26.3 x 14.1 cm:7.04 kg |
給電方式 | ラインインタラクティブ方式 |
出力波形 | 正弦波出力 |
出力容量 | 550VA/330W |
価格(税込) | 18,980円 |
上2つに比べると重量がずっしりした製品ですが、ラインインタラクティブ方式なので安心感があります。
値段も手頃なので、出力容量さえ足りていれば非常におすすめのUPSです。
期待寿命4~5年の長寿命バッテリー付きで、電力供給をするバックアップコンセントは3つ付属しています。
【APC】Smart-UPS 1500 LCD 100V SMT1500J
サイズ・重量 | 17.2 x 43.9 x 22.5 cm:27.94 kg |
給電方式 | ラインインタラクティブ方式 |
出力波形 | 正弦波出力 |
出力容量 | 1500VA/980W |
価格(税込) | 71,780円 |
一度置いたら軽々とは動かせないほど重く、値段も高いモデルです。
ただし、出力容量にはかなり余裕があります。
ゲーミングPC1台であればマシンパワーがどれだけあってもまず大丈夫ですし、他の家電もいくつか一緒に賄えるはずです。
電力供給をするバックアップコンセントは8つと、出力容量に応じた多さとなっています。
【サイバーパワー】Backup CR CPJ1200
サイズ・重量 | 35.6 x 9.9 x 27.9 cm:11.4 kg |
給電方式 | ラインインタラクティブ方式 |
出力波形 | 正弦波出力 |
出力容量 | 1200VA/720W |
価格(税込) | 27,083円 |
上の「おすすめメーカー」の見出しでも紹介した通り、やはりサイバーパワーのUPSはコスパの良い製品が取り揃えられています。
安さでは文句無しですし、通販サイトでの評価もまずまずとなっているので、きちんと役目を果たしてくれるでしょう。
ディスプレイには停電時に稼働できる時間が分単位で表示されるのも嬉しいポイントとなっています。
電力供給をするバックアップコンセントは6つです。
【サイバーパワー】Backup CP550JP
サイズ・重量 | 25 x 14.7 x 8.3 cm:2.5 kg |
給電方式 | 常時商用給電方式 |
出力波形 | 矩形波出力 |
出力容量 | 550VA/330W |
価格(税込) | 7,020円 |
1万円切りと驚くほど安いので、入門編として購入するのがおすすめのUPSです。
常時商用給電方式+矩形波出力なので安定性は無いですが、Amazonレビューなどを見ると実際にPCを接続して問題無く停電を乗り切れたという内容も書かれています。
容量が足りるのであれば、一度チャレンジしてみても良いかもしれません。
バックアップコンセントは4つ付属しています。
ゲーミングノートPCならUPSは必要ない
ここまではデスクトップ型のゲーミングPCを前提に話をしてきましたが、そもそもノート型であればバッテリーが搭載されているので、UPSを導入する必要がありません。
ノート型だと性能的にはデスクトップに劣ってしまうという弱点はありますが、UPSを買うお金で高性能なパーツを積んで、弱点を克服するという方法もあります。
停電時にUPSからPCへ電力を供給できる時間はどんなに長くても30分程度なので、ノートPCのバッテリー駆動の時間の方が長くなるでしょう。
停電時の利便性という観点では、最初からノートPCを用意したほうが優秀と言えるかもしれません。
PCの停電対策だけを考えるのであればこういったやり方もありますので、選択肢としては頭に入れておきましょう。
「ゲーミングPC ノート」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
初心者にもおすすめのゲーミングPC5選
UPSの紹介に続いて、おすすめのゲーミングPCについても紹介しておきます。
3つのメーカーから計5つの製品をお届けします。
【GARELLIA】R-Series『RM5C-G60S』
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=30&ft=&mc=10885&sn=0
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i5-12400 |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4 |
ストレージ | SSD:500GB(NVMe) |
使用電力目安 | 210W |
価格(税込) | 149,980円 |
ドスパラのブランド「GARELLIA(ガレリア)」より、コスパの良い初心者向けのモデルです。
グラフィックスがやや物足りない感じもしますが、その分消費電力は控えめで目安は210Wなので、出力容量が多くないUPSでも十分対応できます。
15万円前後で探している方には特におすすめのゲーミングPCです。
【GARELLIA】Z-SERIES『ZA7C-R38』
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=30&ft=&mc=11115&sn=0
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-12700K |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4 |
ストレージ | SSD:1TB(NVMe) |
使用電力目安 | 465W |
価格(税込) | 319,980円 |
続けてGARELLIAからの紹介ですが、こちらは最上級一歩手前といったレベルの高性能モデルです。
特にCPUとグラフィックスには性能の良いパーツが使われている分、使用電力目安も465Wとかなり高めなのでUPSを購入する際は注意しましょう。
環境にこだわってゲームをプレイしたいという方におすすめの製品です。
【パソコン工房】LEVELシリーズ『LEVEL-M066-124-RBX』
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=871007&pre=bct1874_rank
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i5-12400 |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4 |
ストレージ | SSD:500GB(NVMe) |
使用電力目安 | 255W |
価格(税込) | 159,980円 |
パソコン工房は値段の安さが1つの特徴ですが、こちらのモデルは特にバランスが取れていてコスパの良い製品です。
一番上の『RM5C-G60S』と似た構成ですが、こちらはグラフィックスで現在の主流となるGeForce RTXシリーズを搭載しているのが大きな違いです。
この値段で映像処理能力もある程度欲しいという方は、チェックしておきましょう。
【G-Tune】G-Tuneミニタワーシリーズ『PM-A-1050Ti』
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
グラフィックス | GeForce GTX 1050Ti |
メモリ | 8GB(8GB×1) DDR4 |
ストレージ | SSD:256GB(NVMe) |
使用電力目安 | 153W |
価格(税込) | 109,800円 |
こちらはマウスコンピューター製のブランド「G-Tune」より、メーカーの新品としては最安レベルのモデルです。
各ゲームタイトルの最低スペックはほぼ満たせるはずですが、推奨スペックで余裕を持ったプレイをしたいのであれば、特にグラフィックス面でもう少し性能アップをはかりましょう。
使用電力は少ないので、コンパクトなUPSでも供給には困らないはずです。
【G-Tune】G-Tuneフルタワーシリーズ『HP-Z-SP(プレミアムモデル)』
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i9-11900K |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 Ti |
メモリ | 64GB(16GB×4) DDR4 |
ストレージ | SSD:1TB(NVMe) HDD:4TB |
使用電力目安 | 509W |
価格(税込) | 527,780円 |
引き続き「G-Tune」から、こちらはこの記事で最も性能の高いハイエンドモデルです。
最高級品である分、使用電力もかなり大きいのでUPSの容量には気を付けましょう。
メモリやストレージの容量もかなり大きいので、ゲーム配信やクリエイター活動をするにもおすすめできるゲーミングPCです。
ゲーミングPCのUPSについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、UPSを使ったゲーミングPCの停電対策についてお届けしました。
最後に、この記事の内容を整理しましょう。
- UPSとゲーミングPCを繋いでおけば、停電によるゲームの強制終了やPCの故障などを防いでくれる
- UPSを選ぶ際には給電方式や出力波形をチェックすること
- 給電方式は性能と値段のバランスが取れた「ラインインタラクティブ方式」がおすすめ
- 出力波形はゲーミングPCを含め多くの家電に対応している「正弦波タイプ」がおすすめ
- その他、ゲーミングPCのW数やUPSのバッテリー容量も要チェック
- 利便性を考えるなら電池交換の可否やPCとの連携機能、コンセント数についても確認しておきたい
- UPSのメーカーでは「オムロン」「APC」「サイバーパワー」がおすすめ
- オムロンは日本製の安心感、APCはUPSメーカーとしての実績、サイバーパワーは値段の安さがおすすめポイント
UPSは決して安い買い物ではありませんが、停電でゲーミングPCが故障してしまうリスクを考えれば、購入する価値は十分あるはずです。