マイクロストラテジー、ビットコインの追加購入を再開か セイラー氏が「オレンジドット」を投稿

米マイクロストラテジー(MicroStrategy)社が、今週中にもビットコイン(BTC)の追加購入を再開する可能性が高まっています。同社のマイケル・セイラー会長がSNS上で、ビットコインの購入を示す慣例のシグナルを投稿したことで、一時中断していた積み増し戦略が再び動き出すと見られています。上場企業として世界最大のビットコイン保有量を誇る同社の動向は、機関投資家の蓄積姿勢を示す象徴的な動きとして注目されます。

セイラー氏による購入示唆と現在の保有状況

マイクロストラテジー、ビットコインの追加購入を再開か セイラー氏が「オレンジドット」を投稿

マイクロストラテジー社の共同創業者であり執行会長を務めるマイケル・セイラー氏は、4月5日(日曜日)にSNSプラットフォームのX(旧Twitter)へ「Back to work(仕事に戻る)」という言葉とともに、オレンジ色のドット(Orange Dot)が記されたチャートを投稿しました。

この「オレンジドット」は、同社のビットコイン購入履歴を記録するトラッカーにおいて、個別の購入イベントを示す慣例的な記号として知られています。この投稿は、同社の財務戦略において継続されていたビットコイン購入が、短期間の中断を経て再開されることを示唆するものと受け止められています。

現在、マイクロストラテジー社は762,099 BTCを保有しており、その評価額は500億ドル(約7.5兆円)を超えています。今回の追加購入が実施されれば、上場企業によるビットコイン保有量として、他社をさらに引き離すことになります。

購入再開の背景と資金調達の仕組み

今回の購入再開の背景には、同社の資金調達手段の一つである優先株「STRC」の状況改善があると見られています。

市場関係者の分析によると、直近の1週間はSTRCの取引価格が額面を下回っていたことなどから、ビットコイン購入のための新たな資金調達能力が制限されていた可能性が指摘されています。しかし、足元でのSTRCの発行状況や市場価格の回復により、再び購入資金を確保できる状態になったと推測されています。

具体的な購入規模は公表されていませんが、最新の資金調達状況に基づけば、少なくとも1,500 BTC以上の追加購入が可能であるとの見方も出ています。同社はこれまで、株式の発行や転換社債などを通じて資金を調達し、それをビットコインの購入に充てるという独自の財務モデルを構築してきました。

ポイント

  • マイクロストラテジー社が今週中にビットコインの追加購入を再開する可能性が浮上しています。
  • マイケル・セイラー会長が購入を示唆する「オレンジドット」のシグナルをSNSに投稿しました。
  • 同社は現在762,099 BTCを保有しており、上場企業として世界最大の保有量を維持しています。
  • 優先株(STRC)による資金調達能力の回復が、購入再開を後押ししていると見られます。
  • 今回の動きは、一時的な中断を経て同社が強気な蓄積戦略を継続する姿勢を改めて示すものとして注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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