Injective Protocol(金融に特化した相互運用可能なレイヤー1ブロックチェーン)は、ネットワークをバージョン1.18.3へアップグレードする提案「IIP 628」の投票を開始しました。このアップグレードは、エコシステム内におけるセキュリティの向上と流動性管理の強化を目的としています。提案が承認された場合、ネットワークは2026年4月7日に一時停止し、メンテナンスが行われる見込みです。
アップグレードの実施スケジュールと投票状況
今回の提案(IIP 628)に関する投票は、2026年4月6日に締め切られる予定です。承認が得られた場合、Injective Chainはブロック高161,472,000においてアップグレードが実施されます。
これに伴い、2026年4月7日の14:00(UTC:世界協定時刻)頃にネットワークが一時停止する計画となっています。ユーザーやバリデーターは、この時間帯にネットワークの稼働が止まる可能性がある点に注意が必要です。
セキュリティ強化とデリバティブ市場の最適化
今回のアップグレードでは、主に資産管理とデリバティブ取引に関連する機能の改善が盛り込まれています。
まず、移行または新規発行された資産のERC20トークンペアに対して、厳格なメタデータ検証が導入されます。これにより、トークン情報の正確性が担保され、資産管理のセキュリティ向上が期待されます。
また、デリバティブ市場における清算ロジックの改善が行われます。具体的には、オープンノミナル(未決済建玉の総額)の閾値を超える執行ブロックの発生を防ぐ仕組みが導入されます。さらに、ポジションマージン(建玉を維持するための証拠金)に対して送信制限を組み込むことで、プロトコルレベルでの正確な担保会計を実現し、システム全体の安定性を高める狙いがあります。
ポイント
- 2026年4月6日にアップグレード提案「IIP 628」の投票が終了します。
- 承認された場合、4月7日14:00(UTC)頃にネットワークが一時停止される予定です。
- ERC20トークンペアのメタデータ検証の厳格化により、資産管理の安全性が高まります。
- デリバティブ市場の清算ロジック改善と担保会計の精度向上が図られます。
- プロトコルレベルでの制限導入により、流動性管理の最適化が期待されます。