Cosmosエコシステムの開発や支援を担うInterchain Foundation(ICF)は、2026年3月31日時点の財務スナップショットを公開しました。保有資産の総額は1億5,700万ドルに達しており、その内訳は法定通貨と多様な暗号資産で構成されています。この報告は、エコシステムの持続可能性を支える財政基盤を透明化するものであり、今後の開発支援の規模を測る重要な指標となります。
資産構成の詳細と主要な保有銘柄
ICFの総資産1億5,700万ドルのうち、1億200万ドルが暗号資産、5,500万ドルが法定通貨として保有されています。暗号資産ポートフォリオの大部分は、570 BTC(約3,900万ドル)と15,726 ETH(約3,300万ドル)の2大銘柄が占めています。これに、Cosmosエコシステムの中心的なトークンである1,500万 ATOM(約2,600万ドル)が続いています。
その他の主要な保有資産には、610万 TIA(モジュラーネットワークCelestiaのネイティブトークン)、6,970万 IRIS(分散型ビジネスアプリケーション向けプロトコルIRISnetのトークン)、190万 USDC(米ドル連動型のステーブルコイン)が含まれています。このように、市場を代表する資産とエコシステムに関連するトークンを組み合わせた、多様性のあるポートフォリオとなっています。
法定通貨の運用とエコシステムへの支援体制
保有されている5,500万ドルの法定通貨については、その管理状況も明らかにされました。全体の82%は銀行が管理する投資商品に割り当てられており、資産の安定的な運用が図られています。
一方で、残りの18%はCosmosエコシステムの支援に向けた日常的な運営資金として、即座に利用可能な状態で確保されています。これにより、エコシステム内の技術開発やコミュニティ活動に対し、継続的かつ柔軟な資金提供が可能になると見られます。今回の開示は、ICFが中長期的な視点でエコシステムの成長を支えるための財政的な準備を整えていることを示すものといえます。
ポイント
- 2026年3月31日時点の総資産額は1億5,700万ドルと報告されました。
- 資産の内訳は、暗号資産が1億200万ドル、法定通貨が5,500万ドルとなっています。
- 暗号資産はBTC、ETH、ATOMの3銘柄が中心であり、ポートフォリオの堅実性とエコシステムへの関与が示されています。
- 法定通貨の18%を即時利用可能な運営資金として確保しており、エコシステム支援の継続性が担保されています。
- 定期的な財務状況の公開は、Web3業界における組織運営の透明性を高める取り組みとして注目されます。