暗号資産運用大手のグレイスケール・インベストメンツは、BNB(ビーエヌビー)の現物ETF(上場投資信託)の承認に向け、米証券取引委員会(SEC)へ修正届出書を提出しました。同日にはヴァンエックも同様の修正を行っており、米国市場におけるBNB現物ETFの初承認に向けた動きが進展しています。ビットコインやイーサリアムに続く現物ETFの候補として、BNBの動向が市場の注目を集めています。
グレイスケールとヴァンエックによる相次ぐ届出書の修正
2026年5月15日、グレイスケールはBNB現物ETF「Grayscale BNB ETF(ティッカー:GBNB)」の登録届出書(Form S-1)の第2次修正版をSECに提出しました。Form S-1とは、米国で新たな有価証券を公募する際に義務付けられている登録書類のことです。グレイスケールは2026年1月に最初の申請を行いましたが、現段階で運用手数料については開示されていません。
また、同日にはヴァンエック(VanEck)も「VanEck BNB ETF(ティッカー:VBNB)」の第5次修正届出書を提出しました。ヴァンエックは2025年5月に最初の申請を行っており、手数料を0.39%に設定していることが明記されています。
米国初のBNB現物ETF承認への期待
現在、米国市場ではBNBに連動する現物ETFはまだ取引されていません。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、SECからのフィードバックを受けて行われた今回の修正により、BNBが米国で現物ETFが承認される次の暗号資産になる可能性を指摘しています。
BNBは、ブロックチェーン「BNB Chain」のネイティブトークンとして機能する暗号資産です。BNB Chainは高速かつ低コストな取引を特徴とするプラットフォームで、BNBはネットワーク内での手数料支払いなどに利用されています。現物ETFが承認されれば、投資家は直接暗号資産を管理することなく、証券口座を通じてBNBへの投資が可能になります。
ポイント
- グレイスケールがBNB現物ETFの第2次修正届出書をSECに提出し、米国初の承認に向けた手続きを継続しています。
- ヴァンエックも同日に第5次修正届出書を提出しており、運用手数料を0.39%に設定しています。
- 米国では現在BNBの現物ETFは存在せず、承認されればビットコインやイーサリアムに続く重要な事例となります。
- アナリストはSECとのやり取りが進んでいることを示唆しており、BNBが次に承認される現物ETFになる可能性があると見られています。
- 現物ETFの実現は、伝統的な金融市場からBNBエコシステムへの資金流入を促し、投資家層を拡大させる点で注目されます。