ZachXBTが香港のマーケットメイカーHSBGによる市場操作の証拠に1万ドルの懸賞金を提示

ZachXBTが香港のマーケットメイカーHSBGによる市場操作の証拠に1万ドルの懸賞金を提示

オンチェーン調査者のZachXBT氏は、香港を拠点とするマーケットメイカー「Heisenberg Guru(以下、HSBG)」による市場操作の疑いについて、決定的な証拠を提供した人物に最大1万ドルの懸賞金を支払うと発表しました。この調査は、暗号資産RIVERおよび複数の中央集権型取引所(CEX)における不正な取引操作を対象としています。個人調査者が多額の懸賞金を投じてマーケットメイカーの実態解明に乗り出す異例の事態となっており、市場の透明性向上に向けた動きとして注目されます。

懸賞金の内容と情報の提供依頼

ZachXBTが香港のマーケットメイカーHSBGによる市場操作の証拠に1万ドルの懸賞金を提示

ZachXBT氏は、HSBGが関与したとされる市場操作の裏付けとなる情報の提供を呼びかけています。提供を求めている具体的な資料には、チャットのログ、契約書、内部通信などが含まれており、これらの証拠が認められた場合には最大1万ドルの報酬が支払われるとしています。

情報の提供先としては、X(旧Twitter)のダイレクトメッセージを通じて直接連絡するよう求めています。同氏はこれまでにもオンチェーンデータの分析を通じて多くの不正行為を暴露してきましたが、今回は内部情報の収集に懸賞金を活用することで、より確実な証拠を得る狙いがあると見られます。

指名されたマーケットメイカーと対象トークン

今回の調査で中心的な対象となっているのは、香港のマーケットメイカー(流動性を提供する専門業者)であるHSBGです。ZachXBT氏は、同社のコアメンバーとして「Sion」と「Chao」という2名の名前を挙げています。

HSBGが操作に関与したとされる対象には、暗号資産のRIVERが含まれています。また、特定の銘柄だけでなく、複数の中央集権型取引所(CEX)における取引全般において、不正な価格操作や市場の歪曲が行われていた可能性が指摘されています。

業界への影響と背景

今回の動きは、暗号資産市場におけるマーケットメイカーの透明性と倫理に関する議論を再燃させる可能性があります。マーケットメイカーは本来、市場に流動性を提供し取引を円滑にする役割を担いますが、不透明な運用が行われた場合には投資家が不利益を被るリスクがあるためです。

ZachXBT氏による一連の調査では、RIVER以外にもLABやRAVEといった複数のトークンにおいて、一部のインサイダーによる供給コントロールや、マーケットメイカーと結託した価格操作のパターンが類似しているとの見解も示されています。こうした活動が実証されれば、取引所による上場審査の厳格化や、規制当局による監視の強化につながる可能性があります。

ポイント

・オンチェーン調査者のZachXBT氏が、香港のマーケットメイカーHSBGの市場操作に関する証拠に1万ドルの懸賞金を提示しました。

・HSBGのコアメンバーであるSion氏とChao氏が、RIVERなどのトークンやCEXでの取引操作に関与した疑いが持たれています。

・証拠として有効なチャットログや内部契約書の提供を、Xのダイレクトメッセージを通じて呼びかけています。

・マーケットメイカーによる不透明な市場操作の実態が解明されることで、業界全体の透明性が向上するきっかけとなるかが注目されます。

・今回の調査はRIVERだけでなく、他のトークンにおける類似の操作パターンを解明する一環である可能性が示唆されています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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