分散型パーペチュアル取引所であるLighterは、独自ブロックチェーン「Robinhood Chain」上での取引担保として、Robinhoodが発行する証券トークンの受け入れを開始しました。これにより、同プラットフォームにおける担保資産は、従来のステーブルコイン「USDG」以外にも拡大されることになります。今回の対応は、2026年第3四半期に担保資産の種類を多様化するというLighterの計画を予定通りに実行したものです。
証券トークンの担保採用による取引の柔軟性向上
Lighterは、イーサリアムのレイヤー2技術であるゼロ知識(ZK)ロールアップを活用した分散型パーペチュアル(無期限先物)取引所とされています。今回のアップデートにより、ユーザーはRobinhood Chain上で提供されている証券トークンをマージン(担保)として預け入れ、パーペチュアル取引を行うことが可能になりました。
これまでは、同チェーン上での担保および決済通貨としてステーブルコイン(価格が安定するように設計された暗号資産)である「USDG」のみが使用されていましたが、今回の対応によって担保の選択肢が大きく広がりました。これにより、ユーザーは保有するトークン化された株式の経済的価値を維持したまま、取引資金として活用できるようになります。
証券トークンとRobinhood Chainの背景
Robinhood Chainは、大手取引プラットフォームのRobinhoodが2026年7月1日にメインネットをローンチした、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとされています。このチェーンの大きな特徴が、現実世界の資産をオンチェーンに持ち込む一環として提供されている「証券トークン」です。
証券トークンは、NVIDIAやApple、Alphabetといった米国株式などの経済的価値に連動するERC-20規格の有価証券とされています。なお、これらのトークンは米国の証券法に基づいて登録されていないため、米国、英国、カナダ、スイスなどの居住者に対しては提供や販売が制限されているとされています。
第3四半期の計画実行
Lighterは当初より、2026年第3四半期中に担保資産を拡大する計画を掲げていました。今回の証券トークンの採用は、そのロードマップを予定通りに実行した形となります。
Lighterは今後も、トークン化された金(ゴールド)、ビットコイン、その他の株式などを担保資産として追加していく計画を進めているとされています。実世界の伝統的な金融資産と分散型金融(DeFi)の統合を進めるこの取り組みは、オンチェーン取引の利便性を高めるものとして注目されます。
ポイント
- 分散型パーペチュアル取引所であるLighterが、Robinhoodの提供する証券トークンをマージン(担保)として受け入れ開始しました。
- 従来はステーブルコインであるUSDGのみに限定されていた担保資産に証券トークンが加わり、担保の選択肢が拡大した点で注目されます。
- 今回の対応は、Lighterが掲げていた第3四半期中に担保資産を拡大するという計画に沿って実施されました。