グレースケール、現物ワールドコインETFの提供に向けてSECにS-1申請を提出

グレースケール・インベストメンツが、暗号資産ワールドコインの現物ETF(上場投資信託)の提供に向けて、米国証券取引委員会にS-1と呼ばれる登録届出書を提出しました。この動きは、同社が単一のアルトコイン資産を対象とした上場投資商品のラインアップを拡大する取り組みの一環とされています。実現すればワールドコインに関連する初めてのETFが米国市場に登場することになり、申請の報道を受けてワールドコインの価格が上昇しました。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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グレースケールによるS-1申請の提出と市場の反応

暗号資産運用会社であるグレースケール・インベストメンツは、ワールドコインの現物ETFの立ち上げを目指し、米国証券取引委員会(SEC)に対してS-1登録届出書を提出しました。ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏が、2026年7月20日に自身のX(旧Twitter)アカウントを通じてこの申請手続きが行われた事実を確認し、該当書類のスクリーンショットを共有しました。

この申請が公表されたことを受けて、ワールドコインのネイティブトークンであるWLDの価格は上昇を見せました。今回の申請は、投資家が直接暗号資産を保有・管理することなく、伝統的な証券市場を通じてワールドコインへの投資機会を得られる道を開くものとして注目を集めています。

アルトコイン投資商品の拡充を進めるグレースケールの戦略

グレースケールは、これまでビットコインやイーサリアムといった主要な暗号資産の現物ETFを手がけてきた実績を持つ、世界最大級の暗号資産運用会社とされています。同社は現在、主要銘柄にとどまらず、個別のアルトコインを対象とした単一資産型の上場投資商品(ETP)の拡充を進めており、今回のワールドコイン現物ETFの申請もその戦略的な拡大策の一環に位置づけられます。

ワールドコイン(現在はワールド、またはワールド・ネットワークとしても知られる)は、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏らが共同創設したプロジェクトです。生体認証技術を用いた個人認証(デジタルID)やブロックチェーン技術を組み合わせた独自のネットワークを提供しており、そのネイティブトークンがWLDです。このような独自の技術的背景を持つアルトコインをETFの対象とすることは、Web3業界における投資商品の多様化をさらに推し進める出来事として、ビジネスパーソンの間でも関心が高まっています。

ポイント

  • グレースケールが米国証券取引委員会(SEC)に対し、現物ワールドコインETFの提供に向けたS-1登録届出書を提出しました。
  • 2026年7月20日にブルームバーグのアナリストがこの申請書類を確認し、これに伴いワールドコイン(WLD)の価格が上昇しました。
  • 投資商品としての選択肢を広げるため、グレースケールが単一アルトコインを対象とした上場投資商品の拡充を進めている点で注目されます。
  • 実現すれば、投資家が直接暗号資産を管理することなく、伝統的な米国市場を通じてワールドコインへ投資できる最初のETF商品となる可能性があります。
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