欧州証券市場監督局(ESMA)は、EUの暗号資産市場規制(MiCA)に基づく認可事業者リストを更新し、新たに15の暗号資産サービスプロバイダー(CASP)を追加しました。今回の追加には、米金融大手BNYメロンの欧州子会社をはじめ、伝統的な銀行や暗号資産プラットフォームが含まれています。申請期限経過後として3回目となるこの更新は、欧州の明確な規制フレームワークのもとで伝統的金融機関のデジタル資産市場への参入が本格化していることを示しています。
15事業者の追加とMiCAレジスターの更新
欧州の金融市場を監督するESMA(European Securities and Markets Authority)は、MiCA(Markets in Crypto-Assets regulation)に基づき、認可を受けた事業者を記載する公式レジスターを更新しました。申請期限経過後として3回目となる今回の更新では、新たに15の暗号資産サービスプロバイダー(CASP)が登録されました。MiCAは欧州連合(EU)における包括的な暗号資産の規制枠組みであり、このレジスターに登録された事業者はEU全域で規制に準拠したサービスを提供する権利を得ます。
BNYメロン参入の意味と伝統的金融への影響
今回の更新において大きな節目となるのが、米国の主要金融グループであるBNYメロンの欧州子会社の参入です。BNYメロンのような大手機関投資家向け資産保管(カストディ)銀行が欧州の認可レジスターに加わったことは、伝統的な金融インフラと暗号資産市場の融合が深まっていることを象徴しています。銀行と暗号資産専用プラットフォームの双方が同一の規制体系のもとで認可を取得することにより、機関投資家によるWeb3分野への資金流入や、エコシステム全体の信頼性向上につながる可能性があります。
ポイント
- ESMAがMiCAレジスターを更新し、新たに15の暗号資産サービスプロバイダーを追加した点
- 登録対象にBNYメロンの欧州子会社をはじめとする銀行や暗号資産プラットフォームが含まれている点
- 申請期限の終了後として3回目の公式なリスト更新である点
- 伝統的金融機関が明確な規制のもとで暗号資産事業へ本格参入する流れが加速している点