ウズベキスタンにおいて、国債に裏付けられたステーブルコインを用いた決済のパイロットテスト(実証実験)が開始されました。決済事業者のHumo Digitalが主導し、20を超える加盟店を対象に「HUMO」決済の運用テストが行われます。本取り組みは国家機関と中央銀行が共同監督する規制サンドボックスのもとで進められており、国債担保型デジタル通貨の実用性を検証する事例として注目されます。
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
規制サンドボックスにおける決済テストの概要

Humo Digitalは、20以上の加盟店において国債担保型ステーブルコインを用いたHUMO決済のテストを実施します。この実証実験は、ウズベキスタンの国家有望プロジェクト庁(NAPP)とウズベキスタン中央銀行が共同で監督する規制サンドボックス(実証実験のための規制緩和枠組み)のもとで進められます。公的な金融当局と規制当局が直接監督に関わることで、法令遵守や金融システムの安全性を確保しながら運用面の検証が進められる体制となっています。
国債裏付け型ステーブルコインの位置づけ
今回の実証対象となるステーブルコインは、ウズベキスタンの国債(政府証券)を裏付け資産として設計されています。関連情報によると、この資産は同国の法定通貨であるソムにペッグされているとされています。国債を担保に充てることで資産の信用性を高め、商業取引における決済手段として円滑に機能するかを確認する狙いがあると見られます。実際の加盟店ネットワークを利用した検証を通じて、決済速度や実務上の課題が洗い出される可能性があります。
ポイント
- Humo Digitalが国債を裏付け資産とするステーブルコインの決済実証実験を開始しました。
- テストは20以上の加盟店を対象に実施され、HUMO決済の実環境での稼働が検証されます。
- 国家有望プロジェクト庁(NAPP)とウズベキスタン中央銀行の共同監督体制による規制サンドボックスで進められる点で注目されます。
- 政府証券を担保に据えることで安定性を確保し、法定通貨に連動する決済インフラの実用性を探る取り組みとして位置づけられます。
