英大手銀行のスタンダードチャータードは、ルクセンブルク法人およびドバイ国際金融センター(DIFC)の支社を通じて、デジタル資産のカストディ(保管・管理)サービスを提供していることを明らかにしました。機関投資家向けに取引所などを運営するとされるLMAXに対する業務受託は、同行のルクセンブルク法人とドバイ支社の双方にまたがって展開されます。さらに、同行のカストディに保管されたトークンを担保として顧客が取引を行える独立した連携機能も用意されています。規制された銀行による資産保全と取引執行を両立させるインフラとして、機関投資家の市場参加を後押しする動きと見られます。
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ルクセンブルクおよびドバイにおけるカストディサービスの展開
スタンダードチャータードは、ルクセンブルク法人とドバイ国際金融センター(DIFC)にあるドバイ支社の2拠点において、デジタル資産のカストディ業務を提供しています。
今回の取り組みでは、機関投資家向けに外国為替や暗号資産の取引インフラを運営しているとされるLMAXグループとの委託契約が含まれています。この受託業務はルクセンブルク法人とドバイ支社の双方にわたるものであり、欧州と中東の異なる法域において、銀行グレードの管理体制を提供するものと見られます。
銀行保管資産を活用した取引担保連携
本取り組みには、カストディの提供に加えて独立した担保連携(コラテラル・リンク)の仕組みが含まれています。
この担保連携により、顧客はスタンダードチャータードのカストディに安全に保管されているトークンを裏付けとして、取引を行うことが可能になります。取引所などの外部プラットフォームへ直接トークンを移動させることなく、規制された銀行で資産を保全したまま取引を行える環境が整うと見られます。資産移動に伴う運用リスクを低減させつつ、機関投資家の資本効率を高める仕組みとして機能する可能性があります。
ポイント
- スタンダードチャータードがルクセンブルク法人とDIFC(ドバイ国際金融センター)支社を通じてデジタル資産カストディを提供していることを明らかにしました。
- 機関投資家向け取引インフラを運営するとされるLMAXへのサービス提供が含まれ、ルクセンブルクとドバイの2拠点を横断して展開されます。
- 銀行のカストディに預託されたトークンを担保として顧客が取引を行える独立した仕組みが設けられています。
- 規制対象である大手銀行の安全な保管環境を維持しながら資産を取引に活用できるため、機関投資家のカウンターパーティリスクの軽減と資本効率の向上を両立させる点で注目されます。
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