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LighterとCircleが9億2000万ドルの収益分配契約を締結 LIT価格は10%上昇

2026年2月12日、分散型無期限先物取引プラットフォームのLighterはUSDCの発行元であるCircleと9億2000万ドル規模の収益分配契約を締結した。発表を受けて同プラットフォームの独自トークンであるLITの価格は一時約10%上昇し、1.46ドル付近で取引された。本契約により、Lighter上のUSDC預金から発生する金利収入が両社間で分配されることになる。

発表内容の詳細

今回の契約はLighterプラットフォーム上に保管されている約9億2000万ドル相当のUSDC預金を対象としており、CircleのUSDC準備金から発生する利息収入がLighterと共有されることになります。なお、今回のモデルはCircleが既にCoinbaseやBybitなどの取引所と実施している収益分配モデルと同様の形式です。

Lighterは、独自のステーブルコインを発行したHyperliquidなどの競合他社とは異なり、自前で発行体になるのではなく既存のUSDCエコシステムを活用する方針を選択しました。この提携によって得られる収益はプラットフォームの利回りエンジンの強化や、ファンディングレートの払い戻し、報酬プログラムといったユーザー向けインセンティブの資金源として活用されます。

発表後、LITは米国市場の取引開始直後に価格が急騰しました。Lighterは、取引量の増加やRobinhoodなどのプラットフォームへのトークン上場により注目を集めています。一方で、過去にはチームに関連するウォレットからの不透明なトークン売却疑惑といった論争も指摘されていました。

今後の展開

今後の焦点は、この契約が実際に流動性やLITの市場心理にどの程度影響を与えるかになります。 とりわけ、LighterのスマートコントラクトにUSDCがどれだけ流入するのかといったオンチェーンデータが重要な指標になるとみられます。収益分配モデルの導入によって収益基盤が安定すれば、流動性の拡大やユーザーエンゲージメントの向上の向上が期待されています。

編集部コメント

Hyperliquidが独自ステーブルコインを含む“内製型”で経済圏を完結させる戦略を志向するのに対し、LighterはUSDCと収益を分配する“外部連携型”モデルを採用しました。前者は収益最大化と自律性が強みであり、後者は規制・信用面での安定性を優先した形になります。Circleが実施する収益分配モデルは、今後さらに他のプラットフォームに広がる可能性もあり、USDCのネットワークをさらに強固にする一助となりそうです。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用を専門とする編集チームです。Web3・ブロックチェーン領域に特化したコンサルティングファームである株式会社Pacific Metaが、国内外41カ国・150社以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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