CircleがUSDCのクロスチェーン送金機能USDC Bridgeを発表

ステーブルコインUSDCの発行元であるCircleは、異なるブロックチェーン間でUSDCを移動させるための新機能であるUSDC Bridgeを発表しました。この機能はバーン・アンド・ミント方式を採用しており、代替資産を介さずにUSDCをネイティブに移動させることが可能です。ガス代の自動処理や手数料の事前表示などの機能を備えており、ユーザーにとって直感的で透明性の高い送金手段となることが期待されます。

バーン・アンド・ミント方式によるネイティブな資産移動

CircleがUSDCのクロスチェーン送金機能USDC Bridgeを発表

USDC Bridgeの最大の特徴は、バーン・アンド・ミント(消去と発行)方式を採用している点にあります。これは移動元のチェーンでUSDCを消去し、移動先のチェーンで同量のUSDCを新たに発行する仕組みです。

従来のクロスチェーン移動では、元の資産をロックして別のチェーンで代替資産を発行するラップドトークンが一般的に利用されてきました。しかし、USDC Bridgeではこの代替資産を介する必要がないため、USDCをそのままの形で各チェーンへ移動させることができます。現時点で、Ethereum、Arbitrum、Avalanche、Base、Monad、Optimism、Polygonを含む17のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーン間の移動に対応しています。

ユーザー体験の向上と送金プロセスの透明化

USDC Bridgeでは、ユーザーがより円滑に資金を移動できるよう、利便性を重視した設計がなされています。具体的には、送金時に必要となるガス代(ネットワーク手数料)が自動的に処理される仕組みが導入されました。

また、送金にかかる手数料が実行前に提示されるほか、送金状況をリアルタイムで追跡できる機能も提供されます。これにより、ユーザーは送金の進捗を正確に把握でき、予測可能かつ透明性の高い方法でUSDCを扱うことが可能になります。複雑な手順を簡略化し、Web3業界における資金移動のハードルを下げる取り組みといえます。

ポイント

  • CircleがUSDCを異なるチェーン間で直接移動させる新機能USDC Bridgeを公開しました。
  • バーン・アンド・ミント方式により、ラップドトークンを使用しないネイティブなクロスチェーン送金が実現します。
  • EthereumやArbitrum、Monadなど、計17のEVM互換チェーンに対応しており、広範なネットワーク間での相互運用性が確保されています。
  • ガス代の自動処理や手数料の事前表示、リアルタイム追跡機能の実装により、送金プロセスの利便性と透明性が向上しています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用を専門とする編集チームです。Web3・ブロックチェーン領域に特化したコンサルティングファームである株式会社Pacific Metaが、国内外41カ国・150社以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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