株式会社メタプラネットは2026年6月12日、オンライン証券プラットフォームを運営するSiiibo証券株式会社の発行済株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。取得価額は21億円で、株式譲渡の実行は7月13日、完全子会社化の手続き完了は8月下旬を予定しています。買収後は、所定の手続きを経て「株式会社メタプラネット証券」へと商号を変更する方針です。この買収は、メタプラネットが推進するビットコインを中核とした金融プラットフォーム構築戦略における初の本格的なM&A案件となり、デジタル金融商品の組成から販売までを一気通貫で行う体制づくりを進めるとしています。
買収の概要と今後のスケジュール
今回の発表によると、メタプラネットはSiiibo証券の発行済株式を21億円で取得し、完全子会社化します。今後のスケジュールとして、株式譲渡の実行日は2026年7月13日、完全子会社化に向けた手続きの完了は2026年8月下旬を予定しているとされています。
買収手続きの完了後、所定の手続きを経て、Siiibo証券の商号は「株式会社メタプラネット証券」へと変更される方針です。Siiibo証券は、私募社債(少数の投資家を対象に発行される社債)を中心とするオンライン証券プラットフォームを運営する第一種金融商品取引業者です。これまでに、ベンチャーデット(新興企業向けの負債による資金調達)領域を中心に、40社、100銘柄以上の社債発行を支援してきた実績があるとされています。
中長期戦略「Project Nova」と金融サービスの展望
今回の買収は、メタプラネットが掲げる中長期戦略「Project Nova(プロジェクト・ノヴァ)」に基づく初の本格的なM&A案件です。Project Novaは、ビットコインを中核とした金融プラットフォームとエコシステムの構築を目指す中長期戦略とされています。この戦略の対象には、資産運用やベンチャー投資、金融インフラ整備のほか、デジタルアセットのカストディ(保管・管理業務)、ステーブルコイン決済、ビットコイン関連のソフトウェア・ハードウェア企業への投資や連携も含まれています。
メタプラネットは、Siiibo証券が有する金融商品の組成・販売ライセンスや顧客基盤を活用し、ビットコインを軸とした金融サービスの拡大を図る計画です。具体的には、ビットコイン連動型金融商品、ビットコイン関連資産を組み入れた商品、セキュリティ・トークン(ブロックチェーン技術等を用いて発行されるデジタル証券)などのデジタル金融商品の組成や販売を段階的に検討していくとしています。これにより、ビットコインを保有するだけでなく、関連する金融商品の組成から投資家への販売までを一気通貫で手がける体制の構築を進める方針です。
ポイント
- メタプラネットがSiiibo証券を21億円で買収し、完全子会社化することを発表しました。
- 株式譲渡の実行は2026年7月13日、手続き完了は8月下旬を予定しており、買収後は「株式会社メタプラネット証券」への商号変更が予定されています。
- この買収は、メタプラネットがビットコインを中核とした金融エコシステムの構築を目指す中長期戦略「Project Nova」の初の本格的なM&A案件となります。
- 第一種金融商品取引業者であるSiiibo証券のライセンスや顧客基盤を活用し、ビットコイン連動型金融商品やセキュリティ・トークンなどのデジタル金融商品の組成・販売を一気通貫で行う体制の構築を目指す点で注目されます。