NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)で遊ぶにあたって、複数の仮想通貨が登場するケースがありますね。
ゲーム内でNFTの購買に利用されるトークンだけでなく、ガバナンストークンというものが存在するゲームも多いです。
今回Pacific Meta マガジンではガバナンストークンの意味など以下の内容を初心者向けにわかりやすく解説していきます!
- ガバナンストークンとは?
- ガバナンストークンを作る理由
- ガバナンストークンができることの例
- ガバナンストークンはステーキング可能
- ガバナンストークンはエアドロップで獲得も
- ガバナンストークンの具体例
ガバナンストークンとは?
ガバナンストークンとは、トークンにまつわるプロジェクト(DAO)の運営に関わる議決権をもったトークンです。
DAOとは自律分散型組織です。詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ブロックチェーンゲームもDAOの一種で、ガバナンストークンが採用されています。
ガバナンストークンの保有量に応じて、プロジェクトの意思決定の権利が付与されます。
意思決定はガバナンストークン保有量に応じた多数決で行われます。
株式会社でいうと、株式の保有数によって議決権が変わる仕組みに近いです。
NFTゲームの中の法律の役割をになっているといっても過言ではありません。
もちろん投票を行わなくても、仮想通貨として資産の価値があります。
NFTゲームが注目されれば、価格が100倍に高騰するケースもあります。
日本の税制では収益にあたるので、ガバナンストークンの高騰による利益も課税されますので確定申告をする必要があります。
ゲーム内トークンが全てガバナンストークンであるわけではありません。
NFT購買用トークンとガバナンストークンは別に設定されているケースも多いです。
NFT購買用トークンは主にゲーム内のNFTの購買に使用され、ガバナンストークンは主にゲームのガバナンスの権利の執行に使われます。
NFTゲーム以外でも様々なDAOでガバナンストークンが採用されています。
様々な種類のガバナンストークンがあるのでいずれ一覧で公開しますね。
ガバナンストークンの獲得・受け取り方
ガバナンストークンの獲得方法はNFTゲームによって様々です。
NFTゲームをプレイして成績に応じて獲得することもできるので、無課金でも手に入れることができます。
そしてもちろん、仮想通貨取引所で購入することもできます。
そのためNFTゲームのプレイ歴が浅くても、仮想通貨取引所でNFTゲームのガバナンストークンを大量に購入すれば、NFTゲームの意思決定に大きく関わることができます。
ガバナンストークンを作る理由
ガバナンストークンは、組織の運営(ガバナンス)を分散化する目的で採用されております。
NFTゲームの運営者だけでなくユーザーもガバナンス(運営)に参加できるので、多くの声を反映することができます。
ソシャゲーの運営がなかなかユーザーの気持ちを理解できず、すぐに廃れてしまうケースもありますよね。
また、ガバナンストークンは運営者の癒着を防ぎます。
全てのお金の流れがブロックチェーンによって公平にだれでも閲覧できるようになるので、適切なお金の使われ方をしているかを確認できます。
さらにはブロックチェーン上でNFTゲームを行うことで、組織運営の透明性を証明できます。
ガバナンストークンができることの例
ガバナンストークンはNFTゲームで様々な意思決定に関わることができます。
主に以下のようなことが可能です。
- ゲームの方向性の提案
- 新しい機能の追加
- 報酬の配布割合の変更
- ゲーム内のキャラクター・カードの強さの変更
ガバナンストークンはステーキング可能
ステーキングとは、一定期間ガバナンストークンを預け入れて(ロック)、ステーキング報酬を受け取る仕組みです。ロック期間中はガバナンストークンを引き出せません。
ロック期間やステーキング報酬はNFTゲームによって様々です。
カードやアイテムがもらえたり、ガバナンストークンが保有率に応じて獲得できます。
ステーキングされていないガバナンストークンはリキッドと呼びます。
Splinterlandsを例にとると、以下のようにAPR29.02%(年利29.02%)で仮想通貨でSPS(Splinterlandsのガバナンストークン)を獲得できます。
29%はとんでもなく膨大な利率ですね!
ステーキングの意味や、メリット・デメリットは以下の記事で解説しています。
ガバナンストークンはエアドロップで獲得も
エアドロップ(Airdrop)とは、マーケティングの一環でユーザーにトークンを配布する仕組みです。
エアドロップの意味は以下の記事で解説しています。
無償で配布することもあれば、条件付きで配布されることもあります。
ガバナンストークンが無料でもらえるとなると、そのゲームをやってみたくなりますよね!
ガバナンストークンもエアドロップで獲得することができます。
エアドロップでの獲得量や条件はゲームごとに設定されております。
例えばSplinterlandsですと、カードの強さの合計値とゲーム内通貨のDECの保有量の合計でエアドロップポイントが決まります。
以下は私のSplinterlandsのエアドロップポイントです。
これでだいたい毎日43SPS(約450円)が毎日配布されます。
ガバナンストークンの具体例
このように、ステーキングやエアドロップを通して、ガバナンストークンを増やすことができるとわかったと思います。
実際にガバナンストークンが採用されているNFTゲームの事例を紹介します。
Splinterlands
世界一のユーザー数を誇るNFTゲームのSplinterlandsを例にとります。
ゲーム内通貨がDECで、ガバナンストークンがSPSになります。
SPSはエアドロップやステーキングによって獲得できます。
https://pacific-meta.co.jp/magazine/blockchain-game/93090/
クリプトスペルズ
日本1のNFTカードゲーム、クリプトスペルズはSPLがガバナンストークンです。
SPLの保有量によって、カードの強さを投票して決めることができます。
これにより圧倒的に強いカードが生まれることを阻止しております。
AXIE Infinity
世界で一番有名なNFTゲーム、AXIEは、AXSというガバナンストークンを採用しています。
他にも通常のゲーム内トークン、SLPがあります。
AXIEはステーキングすることによって年利100%以上の時期もありました!
今でも80%以上の高水準をキープしています。
その分AXIEの入手難易度は非常に高くなっております。
NFTゲームにおすすめな仮想通貨取引所は?
NFTゲームで遊ぶには日本と海外の仮想通貨取引所が必須です。
それぞれ以下の記事でランキング形式で紹介しているので是非参考にしてください!
ガバナンストークンまとめ
以上がガバナンストークンの解説になります。
ガバナンストークンはNFTゲームで遊ぶと獲得できて、ゲームの方針などの投票に参加することもできます。
NFTゲームで遊ぶと他にもわからない単語があるかと思います。
その度にPacific Meta マガジンの記事を読んで確認してくださいね!