Bitmineが1週間で10万ETH超を蓄積、発行総量の5%保有を目指す「Alchemy of 5%」を加速

暗号資産の蓄積を戦略的に進めるBitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)が、1週間で10万ETHを超える大規模な追加購入を行いました。今回の取得により、同社のイーサリアム保有量は発行総量の4%を超え、目標とする5%の達成に向けて大きく前進しました。同社は現在の市場環境を「ミニ・クリプトウィンター(小規模な冬の時代)」の最終段階と捉えており、ステーキングによる収益化とあわせて、長期的な資産形成を強化する姿勢を鮮明にしています。

供給量の5%保有を目指す戦略的なイーサリアム蓄積

Bitmineが1週間で10万ETH超を蓄積、発行総量の5%保有を目指す「Alchemy of 5%」を加速

Bitmine社は2026年4月20日、直近の1週間で10万1627 ETHを取得したと発表しました。これは2025年12月下旬以来、同社にとって最大の週間取得数となります。この積極的な買い増しにより、同社の総保有量は497万6485 ETHに達しました。

この保有量は、イーサリアムの発行総量(1億2070万ETH)の約4.12%に相当します。同社は「Alchemy of 5%(5%の錬金術)」という、発行総量の5%を保有する目標を掲げており、今回の購入でその目標の82%まで到達したことになります。同社はイーサリアムが価格調整局面の最終段階にあると判断しており、過去4週間にわたって購入ペースを加速させています。

ステーキングによる収益基盤の確立と資産構成

Bitmine社は単なる資産の保有にとどまらず、ステーキング(ネットワークの維持に貢献し、対価として報酬を得る仕組み)による収益化を積極的に進めています。現在、保有するイーサリアムの約67%にあたる333万4637 ETHをステーキングに回しており、年率2.88%の利回りに基づくと、年間で2億2100万ドル(約343億円)の収益を生み出す計算となります。

2026年4月19日時点での同社の総保有資産は129億ドル(約1兆9995億円)に達しており、そのポートフォリオは以下のような多角的な構成となっています。

  • イーサリアム(中心的な保有資産)
  • ビットコイン(199 BTC)
  • 外部企業への出資(Beast Industriesへ2億ドル、Eightco Holdingsへ1億700万ドル)
  • 現金(11億2000万ドル)

市場環境の分析とイーサリアムの優位性

同社の会長であるTom Lee(トム・リー)氏は、イーサリアムのパフォーマンスが株式市場を上回っている点に注目しています。イーサリアムは2月初旬の安値から41%上昇しており、特にイラン戦争開始以降の動乱期においても堅調な推移を見せていると指摘しました。

この背景として、現実資産のトークン化(RWA)や、自律的に行動する「エージェント型AI」からの需要が、イーサリアムのエコシステムに恩恵をもたらしているとの見解を示しています。同社は、これらの技術的トレンドがイーサリアムの長期的な価値を支える要因になると見ている可能性があります。

ポイント

  • Bitmine社が1週間で10万ETH超を取得し、2026年で最大規模の週間取得数を記録しました。
  • 総保有量はイーサリアム発行総量の4.12%に達し、目標とする5%保有(Alchemy of 5%)の82%を達成しています。
  • 保有するETHの約67%をステーキングしており、年間約2億2100万ドルの収益を見込んでいます。
  • 同社は、トークン化やエージェント型AIの需要がイーサリアムの追い風になると分析しています。
  • 129億ドルの総資産には、ビットコインや外部企業への出資、11億ドル超の現金が含まれ、強固な財務基盤を構築しています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用を専門とする編集チームです。Web3・ブロックチェーン領域に特化したコンサルティングファームである株式会社Pacific Metaが、国内外41カ国・150社以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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