Strategy(ストラテジー)社のマイケル・セイラー氏は、2026年4月19日に自身のSNSで大規模なビットコイン(BTC)の追加購入を示唆しました。同社は現在、上場企業として世界最大のビットコイン保有量を誇りますが、今回の投稿は前回の約10億ドル規模の購入を上回る可能性を示しています。あわせて、投資家需要の安定化を目的とした配当スケジュールの変更案も公表されており、ビットコイン買い増しを継続するための環境整備と見られます。
「Think Even Bigger」の投稿と大規模購入の可能性
セイラー氏は4月19日、Xに「Think Even Bigger(さらに大きく考えよう)」と投稿し、同社のビットコイン購入履歴を添付しました。同氏は過去にも購入発表の前日に同様の投稿を行う傾向があります。直近では、4月6日から12日の間に約10億ドル(約1600億円)で1万3927BTCを購入した際、その前日に「Think Bigger」と投稿していました。今回は「Even(さらに)」という言葉が加えられていることから、前回を上回る規模の購入を予告している可能性があると見られています。なお、前回の平均取得価格は1BTCあたり7万1902ドルでした。
株価安定と需要拡大を狙う配当頻度の倍増案
Strategy社は4月18日、優先株「STRC」の配当支払い頻度を、現在の月1回から月2回(毎月15日と月末、年間計24回)へ変更する提案を発表しました。配当利回りは現行の11.5%を維持する方針です。同社CEOのフォン・レ氏によれば、この変更は配当権利確定日を過ぎた後に投資家の買い需要が落ち込み、新株発行のペースが鈍化するという課題を解決するためのものです。配当頻度を増やすことで、需要の谷間を埋め、株価の安定化や流動性の向上、需要の拡大を図る狙いがあります。
今後のスケジュールと保有状況
この配当変更案は、4月28日に議決権行使が開始され、6月8日の年次株主総会で承認の可否が決定されます。承認された場合、7月中旬から新スケジュールが適用される見通しです。Strategy社は現在78万897BTCを保有しており、ビットコインを財務資産の核に据える戦略を強力に推進しています。頻繁な配当支払いの提案は、ビットコイン購入の原資となる資金調達の機会を安定的に確保するための戦略的な一手といえます。
ポイント
- マイケル・セイラー氏が、前回(約10億ドル)を上回る規模のビットコイン追加購入を示唆しました。
- 優先株STRCの配当を月1回から月2回に増やす提案がなされ、投資家需要の平準化が図られています。
- 配当頻度の変更により、ビットコイン買い増しの原資となる新株発行を安定させる狙いがあると見られます。
- 提案の承認可否は6月8日の株主総会で決定され、早ければ7月中旬から新制度が適用されます。
- 同社は現在78万897BTCを保有し、上場企業として世界最大の保有量を維持しています。