株式会社リミックスポイントは2026年4月23日、約2億5000万円相当のビットコインを追加取得したと発表しました。同社によるビットコインの購入は約半年ぶりであり、これまでの慎重な姿勢から投資戦略を再び進展させる動きとして注目されます。今回の取得により、同社の総保有量は国内の上場企業の中でも上位に位置する規模となっています。
投資戦略の再始動と具体的な取得内容
リミックスポイントの取締役会は、最大5億円の暗号資産(仮想通貨)の追加購入を決議しました。その第一弾として、20.0312BTCを平均取得単価1248万500円で取得しています。同社は2025年10月31日を最後にビットコインの買い増しを停止しており、今回の購入は約6カ月ぶりの実施となります。
同社は2025年秋の経営体制変更以降、新株発行による暗号資産取得の中止やWeb3関連事業からの撤退など、方針の転換を相次いで発表していました。2026年2月には、当時保有していた全ビットコイン(約1411BTC)をSBIデジタルファイナンスのレンディングサービス(暗号資産を貸し出して利息を得る運用形態)に回すと発表しており、市場では積極的な買い増しは休止したとの見方が強まっていました。今回の追加購入は、こうした静観の状態から一転し、同社の投資戦略が再び動き出したことを示唆しています。
国内上場企業における保有規模の比較
今回の購入により、リミックスポイントのビットコイン総保有枚数は1431.32951101BTCとなりました。この数字は、同様に企業財務に暗号資産を取り入れるDAT(デジタル資産トレジャリー:企業が法定通貨以外にデジタル資産を保有・活用する戦略)を進めるANAPホールディングスとほぼ同等の水準です。
ANAPホールディングスは前日の4月22日に追加購入を発表しており、総保有枚数は1431.9716BTCとなっています。世界の企業が保有するビットコイン数を集計するサイト「Bitcoin Treasuries」のデータに基づくと、現在この両社は日本企業におけるビットコイン保有枚数の第3位を争う位置にあるとされています。
ポイント
- 約6カ月ぶりにビットコインの追加購入を実施し、投資戦略を再開したと見られる点
- 取締役会で決議された最大5億円の購入枠のうち、約2億5000万円分(20.0312BTC)を取得した点
- 総保有量が1431BTCを超え、ANAPホールディングスと並び国内3位を争う規模となった点
- 経営体制変更や事業撤退といった方針転換を経て、再び暗号資産の積み増しに転じた点