WirexがVisaのAgentic Readyプログラムに参画しAI駆動型決済の検証を開始

グローバルなステーブルコインインフラプロバイダーであるWirexは、Visaが主導するAgentic Readyプログラムにイシュアー(カード発行会社)として参画したことを発表しました。このプログラムは、英国における次世代のデジタルコマースの一環として、安全でスケーラブルな代理人発信型決済(AIエージェントが自律的に行う決済)の開発をサポートするものです。WirexはVisaやエコシステムパートナーと協力し、AI駆動のエージェントが消費者に代わって取引を開始および完了する仕組みを実環境でテストし、検証していきます。

AIエージェントによる決済の共同検証

WirexがVisaのAgentic Readyプログラムに参画しAI駆動型決済の検証を開始

WirexはVisaおよびエコシステムパートナーと共同で、AI駆動のエージェントが消費者に代わって決済取引を自律的に開始・完了するプロセスの検証を行います。この検証では、デジタル決済の土台となる安全性、顧客によるコントロール、そして信頼性を維持することが極めて重視されています。

具体的には、英国の実際の環境においてこれらの決済がどのように機能するかを調査し、信頼性と安全性を確保しながら、利便性とコントロールに対する消費者の期待に適合しているかを確認します。

初期の焦点領域と顧客コントロールの維持

このプログラムにおける初期の検証対象として、以下の領域が挙げられています。

  • ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)
  • マーケティング支出の最適化
  • 企業の調達自動化

これらの領域を通じて、AIが顧客にとってよりシームレスで直感的な決済および管理方法をどのように実現できるかを探究します。その際、顧客が各ステップで明確な同意と可視性を持ち、常にコントロールを維持できる状態を確保することが最優先事項とされています。

エージェント経済への移行と信頼モデルの構築

Wirexの共同創設者兼CEOであるパベル・マトベエフ(Pavel Matveev)氏は、エージェント間の相互作用が次のコマースのフェーズを定義するものであり、すでに同社のビジネス顧客の間で実際のユースケースが出現していると説明しています。

今回の取り組みは、Visaのグローバルな決済ネットワークと、Wirexが持つ10年間のコンプライアンス実績を組み合わせることで、ソフトウェアに財務アクションを委任するための信頼できる決済モデルを導入することを目指しています。これにより、よりスマートで安全、かつ顧客のニーズに即応する新しい決済体験の構築に貢献するとされています。

ポイント

  • WirexがVisaのAgentic Readyプログラムにイシュアーとして参画し、AI駆動型決済の開発を支援します。
  • AIエージェントが消費者に代わって決済取引を開始・完了する仕組みを、英国の実環境でテスト・検証します。
  • SaaS、マーケティング支出の最適化、企業の調達自動化が初期の重点検証領域となります。
  • 顧客が取引の各段階において明確な同意と可視性を持ち、コントロールを維持することを最優先します。
  • VisaのグローバルネットワークとWirexのコンプライアンス実績を活用し、信頼性の高いエージェント経済のモデル確立を目指す点で注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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