LINE NEXTと韓国決済大手Danalが提携、ステーブルコイン「JPYC」を用いたクロスボーダー決済の実現へ

LINE NEXTは2026年6月18日、韓国の決済企業Danalと戦略的業務提携を締結し、日本円建てステーブルコイン「JPYC」を活用したクロスボーダー決済サービスの実現に向けた協業を開始したと発表しました。両社はLINE NEXTが提供するステーブルコインウォレット「Unifi」を基盤に、新たな決済モデルの構築を目指します。この取り組みにより、日本のユーザーが保有するJPYCを使い、韓国国内の加盟店で直接決済ができるようになる見込みです。

JPYCを活用した日韓クロスボーダー決済の構築

LINE NEXTと韓国決済大手Danalが提携、ステーブルコイン「JPYC」を用いたクロスボーダー決済の実現へ

今回の提携は、日本円と価値が連動するステーブルコインであるJPYCを活用し、国境を越えたクロスボーダー決済サービスを実用化することを目的としています。2026年6月17日には、東京都港区のLINEヤフー株式会社赤坂オフィスにて提携の合意書(MOU)の締結式が行われたと発表されています。

実用化が達成された場合、日本のUnifiユーザーは、訪韓時に面倒な両替を行うことなく、自身が保有するJPYCを用いて韓国国内の加盟店でシームレスに決済を行えるようになります。主な利用シーンとしては、美容、コンビニエンスストア、ファッションなど、旅行や出張で訪韓した際の実生活における消費活動が想定されています。

基盤となるウォレット「Unifi」と決済プロトコル

今回の協業において決済の基盤となるUnifi(ユニファイ)は、LINE NEXTが提供するステーブルコインウォレットです。Unifiでは2026年5月22日からすでにJPYCの利用が可能となっており、日常的に利用されているLINEアプリを入り口とすることで、ステーブルコインの利用拡大が図られています。

さらにLINE NEXTは、今回の提携発表の前日となる2026年6月17日に、新たなステーブルコイン決済プロトコル「Unifi Pay Direct」の先行利用に向けた申請受付を開始したことを明らかにしています。このプロトコルは、加盟店やクリエイターがステーブルコインによる支払いを受け付け、ウォレット上で精算を受けられる仕組みであり、JPYCにも対応しています。このように決済インフラの整備が同時に進められていることも、今回の実用化に向けた重要な背景となっています。

提携パートナーDanalの役割と今後の展開

提携先であるDanal(ダナル)は、韓国を代表する決済企業であり、これまでに米サークル(Circle)やバイナンスペイ(Binance Pay)といった世界的な大手決済・暗号資産サービスとも連携を行っている実績があります。Danalが有する韓国国内の決済インフラや加盟店ネットワークと、LINE NEXTのWeb3技術が融合することで、ステーブルコインが日常の消費行動に直接つながる実用的な決済モデルが構築されると期待されています。

両社は今後、UnifiとJPYCを組み合わせたクロスボーダー決済サービスの韓国国内における早期実用化を目指し、具体的な連携を進めていく方針です。

ポイント

  • LINE NEXTが韓国の決済企業Danalと、日本円建てステーブルコイン「JPYC」を用いたクロスボーダー決済の実現に向けた戦略的業務提携を締結しました。
  • LINE NEXTのステーブルコインウォレット「Unifi」を基盤とし、日本のユーザーが保有するJPYCを韓国国内の加盟店で直接利用できる仕組みの構築を目指します。
  • 主な利用シーンとして、訪韓時の美容、コンビニエンスストア、ファッションなどにおける消費活動が想定されています。
  • LINEアプリを入り口とした手軽なウォレット「Unifi」や、新たに申請が開始された決済プロトコル「Unifi Pay Direct」との連動により、ステーブルコインの日常生活における実用化を推進する取り組みとして注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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