Palmer Luckey氏が設立し、Peter Thiel氏が支援するデジタル銀行「Erebor Bank」が、少なくとも80億ドルの評価額で資金調達に向けた協議を行っていることが明らかになりました。この評価額は、前回の43.5億ドルからほぼ倍増する規模となります。同行は米国通貨監督庁から全国銀行チャーターを取得しており、預金残高が急増する中で新たな資金調達を検討していると見られます。
評価額は前回のほぼ2倍となる80億ドル以上を視野に
報道によると、Erebor Bankは少なくとも80億ドルの評価額を目指して、投資家と新たな資金調達の協議を進めています。同行は前回の資金調達ラウンドにおいて43.5億ドルの評価額を記録していましたが、今回の調達が合意に至れば、企業価値はほぼ倍増することになります。
過去の投資家には、Lux Capital、8VC、Andreessen Horowitz(a16z)、Founders Fundなどの著名な投資家が名を連ねています。
急激な預金増加と先端技術分野への特化
Erebor Bankの評価額が急上昇している背景には、預金残高の急速な増加があるとされています。報道によると、同行の預金残高は3月末時点の11億ドルから40億ドル超へと、わずか数ヶ月で約4倍に急増したとされています。
同行は、防衛技術企業Anduril Industriesの創業者として知られるPalmer Luckey氏によって設立され、著名投資家のPeter Thiel氏による支援を受けています。米国通貨監督庁(OCC)から全国銀行チャーター(全米を対象とする銀行免許)を取得しており、暗号資産(仮想通貨)や防衛技術(防御テック)といったセクターの企業に対して専門的なサービスを提供している点が特徴です。
Web3業界のビジネスパーソンにとっての重要性
暗号資産業界において、規制に準拠した信頼性の高い銀行インフラの確保は常に重要な課題となっています。Erebor Bankのように全国銀行チャーターを持つ金融機関が、暗号資産セクターに特化したサービスを提供し、預金規模を拡大させていることは、Web3ビジネスの安定性と持続可能性を高める上で極めて重要な意味を持ちます。
同行が巨額の評価額で資金調達に成功すれば、暗号資産や先端技術分野に特化した次世代のデジタル銀行モデルに対する市場の信頼がさらに強まる可能性があります。
ポイント
- Palmer Luckey氏が設立し、Peter Thiel氏が支援するErebor Bankが、80億ドル以上の評価額で資金調達を協議中。
- 前回の評価額である43.5億ドルからほぼ倍増する見込みであり、同行の企業価値が急上昇していることを示しています。
- 同行は米国通貨監督庁から全国銀行チャーターを取得したデジタル銀行であり、暗号資産や防衛技術セクターの企業に特化したサービスを提供しています。
- 預金残高が短期間で11億ドルから40億ドル超へと約4倍に急増したことが、高評価額での調達協議の背景にあるとされています。
- 規制に準拠した暗号資産フレンドリーな銀行の急成長は、Web3業界における金融インフラの安定化という観点から注目されます。