投資プラットフォームを提供するeToroは、オンチェーンのパーペチュアル(無期限先物)取引所であるExtendedへの戦略的投資を行いました。この投資は、eToroが今年初めに買収した自己管理型(セルフカストディ)ウォレットであるZengoとの提携を開始するものです [ソース3]。eToroは、Zengoウォレットに無期限先物取引機能を導入し、コアプラットフォームにおけるDeFi(分散型金融)製品の拡充を目指しています [ソース1]。
投資と戦略的パートナーシップの詳細
eToroによるExtendedへの投資は、次世代のオンチェーンインフラを通じてグローバル金融市場へのアクセスを拡大することに焦点を当てています [ソース2]。
投資規模については、一部のメディアがeToroをリードとする1,250万ドルの資金調達ラウンドであると報じている一方で、両社から公式な投資規模は開示されていないとする報道もあり、情報の詳細に一部差異が見られます [ソース2, ソース3]。
このパートナーシップを通じて、両社は伝統的な金融資産と分散型取引環境を統合し、オンチェーンでの市場アクセスを広げる方法を共同で模索していくとしています。
Zengoウォレットへの無期限先物取引の導入計画
今回の提携に伴い、eToroは買収したセルフカストディウォレットであるZengoに、Extendedの無期限先物取引エンジンを統合する計画を進めています。
Zengoは、MPC(マルチパーティ計算)暗号技術を採用したウォレットで、シードフレーズを不要としながらもユーザー自身が資産の管理権を維持できる仕組みを提供しています。このウォレットにオンチェーンデリバティブ取引機能を組み込むことで、ユーザーは自身の資産を自己管理した状態で安全に先物取引を行えるようになります。さらに、eToroは自社のメインプラットフォームへもDeFi製品の展開を拡大していく方針です [ソース1]。
ブローカー各社によるDeFi・オンチェーン市場への参入競争
今回の動きは、従来のオンラインブローカーや取引プラットフォームの間で、DeFiおよびオンチェーンデリバティブ市場への進出競争が激化している背景があります。
競合他社であるRobinhoodがオンチェーン製品の提供を拡大しているほか、Coinbaseが無期限先物取引分野へ進出するなど、業界全体でオンチェーン実行や自己管理型ツールへの移行が進んでいます。取引がブロックチェーン環境へと移行する中で、従来のブローカー、仮想通貨取引所、そして予測市場などの境界線が曖昧になってきており、オンチェーンインフラの確保が今後の競争力を左右する重要な要素となっています。
ポイント
- eToroがオンチェーン無期限先物取引所「Extended」への戦略的投資を実施しました [ソース3]。
- 投資規模については1,250万ドルのラウンドを主導したとする報道がある一方、公式には非公開と報じるメディアもあり、情報の詳細に差異があります [ソース2, ソース3]。
- eToroが今年買収したセルフカストディウォレット「Zengo」に、Extendedの無期限先物取引エンジンを統合する計画です。
- 伝統的な金融資産と分散型取引環境の統合を目指し、次世代オンチェーンインフラを通じたグローバル市場へのアクセス拡大を図る点で注目されます。
- RobinhoodやCoinbaseといった競合他社もオンチェーン提供を強化しており、ブローカー各社によるDeFi参入競争が激化しています。