NFTゲームや、NFTのプロジェクトのリサーチ、プレゼントキャンペーンに参加する際にはTwitterを使うことを避けて通ることはできません。
しかし、Twitter上ではNFTゲームやNFTに関心のある人から資産や仮想通貨を盗み取ろうとしている詐欺師の人たちが存在します。
特に、こういった悪質な手口はNFTに触れ始めた初心者を狙って行われます。
自己防衛力を高めて楽しくNFTゲームをプレイするために、最後までご覧ください!
“公式アカウント”かどうかを随時確認する
Twitter上では、特定のNFTゲームの公式アカウントを偽っている偽物アカウントがあります。
そういったアカウントをフォローしてしまうと、DMやリプライなどで危険なURLへ誘導されてしまい、最悪の場合は所持しているNFTや仮想通貨を盗まれてしまう可能性があります。
これまで、NFTゲームの公式アカウントのなりすましだけでなく、NFTに関するインフルエンサーのアカウントのなりすましの事例も確認しています。
TwitterでのNFTに関するアカウントへのなりすまし行為は巧妙化していて、「フォロワー数が多い」、「公式マークが付いている」場合でも、偽物である可能性があります。
自分がフォロー・リプライ・DMしようとしているアカウントが公式であるかどうかはTwitterのIDを確認するようにしましょう。
また、TwitterではNFTゲームなどのプロジェクト自体のアカウントとは別に、そのプロジェクトの創設者もTwitterアカウントを開設していることが多いので、両方ともフォローしておくことをオススメします。
ここからはこれまでにTwitter上で発生した、なりすまし行為を紹介していきます。
事例1:Ninja DAO
【注意喚起】#CNP が詐欺師に狙われてます!
ツイッターやDiscordで偽アカウントが大量発生しています……。
公式は「 @CryptoNinja_NFT 」です。
偽物はIDが違うので、ご注意ください。
フォロワー買って水増ししてるので、パッと見本物です……。詐欺サイトに誘導されて、CNP盗まれます! pic.twitter.com/qaLUCz4qX0
— ? ikehaya@TVアニメ「クリプトニンジャ咲耶」 (@IHayato) June 18, 2022
NinjaDAOは、日本国内で最大級のDAOでDiscordには3万人ほどが参加しています。
NinjaDAO初のCNPというNFTが販売価格の数十倍以上になったことから注目され、詐欺師に狙われるようになり、なりすまし行為が行われました。
こちらのツイートのリプライを見ていただければわかりますが、被害者が複数人出てしまっています。
注目度の高いプロジェクトであればあるほど詐欺師から狙われる可能性が高まるので、注意しましょう。
事例2:STEPN
https://twitter.com/Lingethinvestor/status/1499279440735457285こちらは、STEPNという「歩いて稼げる」NFTゲームの偽アカウントの事例です。
偽アカウントの名前が公式のものと酷似しているため、ぱっと見では気づくことが困難です。
事例3:HEXA
多くの皆様からの第2回住民登録、ありがとうございました!
住民票NFTは約1週間以内に皆様のアカウントに自動的に付与となります
HEXAを名乗る偽アカウントが確認されております。HEXAからDM等でご連絡することは一切ありません
付与が完了しましたらマイページの保有NFTから確認いただけます
— HEXA(ヘキサ) (@HEXANFT) March 7, 2022
最後に、HEXAという「ガス代不要&仮想通貨不要」が魅力のNFTマーケットプレイス&メタバース「HEXA」のなりすまし行為の事例です。
ツイートに特定の単語を含めない
2/
まずは「偽サポート」。
Metamaskとツイートすると、自動的にbotが「Metamask Official Supportです。お困りですか?」とリプ、DMを飛ばしてきます。
そのままやり取りをすると、シードフレーズの入力を求められ、渡したら全部盗まれます。
Telegram, Discordなどにも大量に生息してます。— ? ikehaya@TVアニメ「クリプトニンジャ咲耶」 (@IHayato) October 7, 2021
NFTゲームやNFTに触れる上では、ツイートの内容にも注意が必要です。
Pacific Metaマガジンでは、下記の2つでは見知らぬアカウントから危険なリンクとともにリプライが送られることを確認しています。
- 「NFTやNFTゲームの初心者」であることがわかるツイート
- 「Metamask」という単語を含めたツイート
今後、上記以外の事例でも詐欺師たちがあなたのツイートへリプライを送ってくる可能性があります。
信頼できないアカウントからのリプライには絶対に反応しないことに加えて、リンクは絶対にクリックしないようにしましょう。
もし、NFTゲームやNFTについて気になることがあっても、誰しもが閲覧できるタイムライン上で質問するのではなく、信頼できる友人やフォロワーさん(相互フォローだとなお良し)、または自身が参加しているDiscordサーバー内などのクローズドコミュニティ内で質問するようにしましょう。
DMの送信元を確認する
【スキャム注意】
私の偽物が、現れて当選DMを送っています!
詐欺ですので、注意してください?私が何か登録など誘導することはありません。 pic.twitter.com/3aN2Anzewu
— Nasan (@Nasan_crypton) July 5, 2022
TwitterでDMを解放していると、危険なリンクを記載したDMが送られてくることがあります。
これだけなら対策が容易であるかのように思えますが、NFTゲームやNFTの界隈では、あなたがフォローしているアカウントになりすました上でDMを送ってくる事例が多々あります。
TwitterのDMは開く分には危険性はないため、DMが送られてきた場合は、送付元のアカウントが偽物ではないかを必ず確認してください。
本物ならそのままやり取りを進めていき、偽物だった場合は通報しましょう。
もし、DMを用いてやり取りをする可能性が低い場合は、事前に相互フォローでのみDMを送受信できる設定にすることをオススメします。
相互フォローでのみDMを送受信したい場合は、下記の方法で設定を変更しておきましょう。
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「ダイレクトメッセージ」を開く
- 「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオフにする
TwitterでNFTゲームについてリサーチする際の注意点のまとめ
NFTゲームやNFTはそれ自体が資産となるだけでなく、仮想通貨と密接に関わるサービスであるため、詐欺師が巧妙な手口を用いてそれらを盗み取ろうとしてきます。
今回Pacific Metaマガジンで紹介した悪質な手口は下記の3つです。
- 自分がアクションを起こそうとしているアカウントが公式アカウントかどうか確認する
- 特定の単語を含めたツイートはせず、気になることがある場合は信頼できる人に相談する
- DMが届いたときは送付元を1度確認した上で、対応する
しかし、今後さらに悪質な手口が出てくるかもしれません。
そういったとき、自分の身を守れるのは自分だけです。
資産を盗まれてしまうぐらいなら、慎重すぎるくらいが丁度よいということを忘れずに、Twitterを活用していきましょう。