ブロックチェーンゲームは海外発信のものが多く、興味のあるゲームがあったとしても日本では十分な情報が得られない状況に陥りがちです。
そんな現状を打破するために、数あるブロックチェーンの中から今回Pacific Metaマガジンでは、MegaCryptoPolisついて紹介していきます。
- MegaCryptoPolisってなに?
- ゲームを始めるために知っておくべき基礎知識
- MegaCryptoPolisは街づくりを体感できる!
- 建築家・地区長(王様)・家主(不動産投資家)の方法で稼いじゃおう!
- 海外のレビューを解説
まだ日本では情報が少ないMegaCryptoPolisについて、どこよりも網羅的に解説した記事になっています!
MegaCryptoPolisとは?
運営会社 | MegaCryptoPolis |
リリース日 | 2018年10月10日 |
デバイス | PCブラウザ、iOS、Android |
MegaCryptoPolis(メガクリプトポリス)はイーサリアムブロックチェーン上で分散型の都市開発を行えます。
要は土地を購入して建物を建設することはもちろん、現実世界のように税金の制度あり、市民を配置して建物レベルを上げることで収益を得ることができるのです。
街づくりで得られた報酬はプレイヤーの資産なので、現実世界でも使えちゃいます!
MegaCryptoPolisの仕組み(Structure)
MegaCryptoPolisはEthereumベースで非代替性トークンを作れるERC721を採用しています。
そのため、他の仮想通貨と同様に資産の受け渡しや売買が可能です。
MegaCryptoPolis内での取引はスマートコントラクトですべて事実確認がとられるので開発者側にも情報が行き渡ることはなく、イーサリアム・ブロックチェーンに安全に保管される仕組みになっています!
ここからはMegaCryptoPolisをプレイする前に知っておきたい情報を解説していきます!
土地区画が基盤のマップ構成
MegaCryptoPolisのゲームマップでは基盤となる以下の3つのアセットが設定されています。
- 地区
- 土地
- 建物
一番大きな単位が地区です。
地区の中に土地があり、土地の上に建物が建つというのは現実世界と基本概念は同じですね!
これらはMegaCryptoPolisの主要アセット(資産)になります。
地区がゲームの基盤
地区はMegaCryptoPolisをプレイするのに必要な土地、建物をつくるために基盤になる必須アセットです。
そのため、地区所有者が得られる恩恵はとても大きなものとなります。
価値がある分、数に限りがあり7地区しか出回りません。
手に入れるには競争率が高く、高額になるので現在は地区の入手が困難なのが正直なところです。
土地の取得とルール
土地は建物を建てるために絶対に必要です。
土地の取得は地区ほどハードルは高くなく、地区の所有者が入れば基本的に売買可能です。
この売買可能な状態を予備(所有権なし)といいます。
予備の土地を購入すると決まって2つのルールが土地に発生します。
土地の各ブロックが売却されると、半径7×7フィールド内の24ブロックの価格が上昇する。
土地を購入するために支払われた価格の一部は半径7×7フィールド内の土地所有者に支払われる。
建物の特徴
MegaCryptoPolisの攻略に一番欠かせないポイントが建物です。
建物をどのようにして運営するかで魅力的な街づくりを達成できるか、収益を獲得できるかという明暗を分けます!
7つの種類がある
基本的に建物は7種類あり、売買と賃貸の2つの手法で運営していきます。
自分が建てたい建物をその土地で他のプレイヤーがどんな建物を建てているのかによって建設の可否が決まります。
アップグレードとインフルエンスポイント
建物を運営する中で、建物をアップグレードすることができます。
アップグレードには、材料や地区所有者に渡る手数料と税金が必要になります。
アップグレードした建物は建物としての機能の他にもインフルエンスポイントが高まります。(インフルエンスポイントとは、建物の影響力を表すポイントです。)
例えば、生産や工業、エネルギーの建物ではその建物で生産した製品やエネルギーパワーをインフルエンスポイントを高めることで強化することができます。
建物レベルと市民の必要人数
MegaCryptoPolisでは市民もプレイヤーの資産とみなされます。
この市民にはそれぞれタイプが設定され、建物との相性を確認しながら任命することで建物の運営がスタートします。
建物運営を収益に繋げるには、建物のレベルごとに必要な人数の市民が任命されている必要があります。
建物レベルと必要な市民の人数をまとめました!
建物レベル | 市民の最低人数 | 市民の最高人数 |
1 | 1 | 2 |
2 | 2 | 4 |
3 | 4 | 6 |
4 | 6 | 8 |
5 | 8 | 10 |
6 | 11 | 14 |
7 | 15 | 20 |
市民について
建物のパフォーマンスをより引き出すためには、市民には資格という概念がありますが、この資格にも種類や持ち点が存在します。
では、どのような資格が存在し、建物でどんなパフォーマンスを発揮できるのでしょう?
資格が建物に与えるパフォーマンスを6つまとめました!
資格 | パフォーマンス |
筋力 | 工業系で力を発揮する。次いで生産系でも力を発揮する。 |
耐久力 | エネルギー系の建物を得意とし、逆に工業系が苦手。 |
カリスマ性 | 商業系やオフィスに向いている。 |
知性 | オフィス系や自治体系で力を発揮する。 |
敏感性 | 生産系やエネルギー系に向いている。 |
運 | 都市で力を発揮し、次いで商業でも活躍できる。 |
資格は市民ひとりに対して複数持つことができ、資格ごとに1点〜10点満点の点数が付与されます。
税金でリアルな世界観
MegaCryptoPolisでは現実世界と同様に税金の概念があります。
基本的に何をするにしても税金は徴収されるので、まさに現実世界を思わせるリアルな仕様ですね。
税金を受け取る側に回れば報酬を伸ばすことができるので、地区や土地所有者の立場になりたいところです。
MegaCryptoPolisの遊び方(GamePlay)
何はともあれ、「まずは何からはじめればいいの?」と思う方は多いのではないでしょうか?
ここからはMegaCryptoPolisの始め方からより楽しめるポイントをまとめています!
始め方を解説
ゲームを始めるためにも下準備が必要です。
簡単に始めるまでの流れを3ステップでまとめました!
- ウォレットのインストール
- 暗号通貨を購入
- ゲームを始める
始めかたについてもう少し深堀していきましょう。
ウォレットを準備する
まずはウォレットを準備しましょう!
ウォレットの準備は必須なので、準備がないとゲームが始められません。
MegaCryptoPolisでは新規登録の認証に使用され、ゲームをプレイする中で市民や土地区画や建物などのトークンを取得した場合もウォレットがないと転送されません。
MegaCryptoPolis公式で推奨されているウォレットを紹介します。
- METAMASK(メタマスク)
- Dapper(ダッパー)
- TRUST WALLET
仮想通貨を購入する
MegaCryptoPolisではETHやTRNが基軸通貨になります。
そのため、必要に応じて手続きを行う必要があります。
所有している仮想通貨が他のコインの場合はETHやTRNに替える
すでに仮想通貨を所有している方で、所持しているコインがMegaCryptoPolisの基軸通貨(ETHやTRN)ではない場合は、海外取引所の中でも世界最大規模を誇るBinanceを利用して両替しましょう。
Pacific MetaマガジンではBinanceについて解説した記事もあるので参考にしてみてくださいね!
仮想通貨を所有していない場合は国内の仮想通貨取引所でコインを購入してウォレットへ送金する
日本円を海外ウォレットへ直接送金できないのが現状です。
なので、国内取引所でETHやTRNを購入してウォレット(METAMASK、TRUST WALLETなど)に送金する方法が最適解とされています。
厳密にいうと、クレジットカードでコインの購入ができるのですが、手数料が高額になるので純粋に余計な支出が生じるというデメリットがあるのです。
国内取引所を介する方法は一手間ありますが、支出のデメリットを避けて余計なお金はかけず、少ない手数料でゲームを始める準備を整えられるのが最適解とされる理由です。
というわけで、国内取引所に登録してコイン(ETH、TRN)を購入するんや!
購入したコインをウォレット(METAMASK、TRUST WALLETなど)に送金すると手数料もかからずお得ってことやで!
「国内の取引所ってなに?」という方は取引所を知る意味でも、国内取引所の中でも信頼できるcoincheckについて、Pacific Metaマガジンが概要から登録方法まで解説した記事があるので参考にしてください!
MegaCryptoPolisを始めるなら、ウォレットはMETAMASKが公式でも推奨されています。
Pacific MetaマガジンではcoincheckとMETAMASKの連携についても解説しています!
せやからサッと済ませよな!
ゲームを始める
準備が整えばあとは公式ページやウォレットからゲームを開始しましょう!
すでにウォレットの登録を済ませているなら、メールアドレス登録を最初に案内されます。
メールアドレスは本人確認のためだけに使用され、取引の認証やアカウントへのアクセスなどは基本的にウォレットを使用されます。
メールアドレス登録を済ませたらあとは無料の市民設定から建物の賃貸、必要な場合は土地や建物購入などのステップに移ります。
簡単にステップを進めることができるで!
ただ、英文やから英語が苦手な人はグーグル翻訳を使うのがええで!
MegaCryptoPolisでの稼ぎ方(How to Earn)
MegaCryptoPolisで稼ぐために考えられる方法は3つあります!
- 地区長:地区オーナーになって税金で稼ぐ
- 家主:土地建物を所有して稼ぐ
- 建築家:建物を建て、インフルエンスポイント(影響力)で稼ぐ
地区長:地区オーナーになって税金で稼ぐ
MegaCryptoPolisでは地区の所有者はゲーム内では王様に近い立ち位置になります。
地区所有者は税金を規定の範囲で定めることで、ある程度の裁量が得られて税金徴収額をコントロールできるのです。
そのうえで、所有する地区で行われる土地売買で発生した税金を徴収できるので地区所有者の優位性がわかりますね。
さらに所有している地区内で建物の建設・解体・アップグレードなど他にも主要となるアクションが行われたら、その税金を受け取れる仕組みがあります。
このポジションに至るには苦労しそうやけど、リターンを考えれば地道に目指していく価値がありそうやな!
家主:土地建物を所有して稼ぐ
不労所得の際たる例の不動産所得です。
現実世界でも憧れる人は多いはず。
土地建物の所有権を得て、定期的に賃貸料をETHで得る稼ぎ方。
賃貸料には10%の手数料がビルオーナーから差し引かれ、ゲーム世界全体に2.5%、地区に2.5%、地区オーナーに2.5%、MegaCryptoPolisの運営に2.5%が配分されます。
建築家:建物を建て、インフルエンスポイントで稼ぐ
インフルエンスポイントは建物の運営に直接影響します。
つまり、所有する建物が生産系の建物ならインフルエンスポイントを増やすことで、生産物の出来を高めることができるのです!
このインフルエンスポイントを増やせば生産性が高まり、稼ぎやすいということ。
インフルエンスポイントを高めるには、建物のレベルと周りの建物とのバランスによって変化します。
現実世界と考え方は同じで、住宅街の近くに商業施設が建てば便利になりますよね。
必然的にインフルエンスポイントが増える仕組みです。
MegaCryptoPolisのレビュー(Review)
どんなゲームやサービスにおいても消費者のレビューは参考にしたいところ。
日本ではまだ国内の人が発信している情報も少ないことも相まって、MegaCryptoPolisの評判を収集するのが難しい状況です。
そこで、ここでは世界中のツイートからレビューを紹介します!
高評価な口コミ(Highly Rated)
Huge day for us. @MegaCryptoPolis finally opened their doors so we could explore the first demo of our amazing Tron World we have been building over the last 18 months. This is worthy of even @justinsuntron this must be one of the first and best games on the Tron network.
私たちにとって大きな一日でした。MegaCryptoPolisがついにその扉を開き、私たちが過去18ヶ月に渡って構築してきた素晴らしいトロンワールドの最初のデモを探索することができました。これは@justinsuntronにも値するもので、トロンネットワークの最初で最高のゲームの1つに違いない。
引用:Twitter
MegaCryptoPolis開発者の方によるツイート。
当然ですが、生みの親なので先行してゲームプレイをおこなった感想は最高のものでしょう。
期待感や最高の作品を提供しようとする気持ちが伝わるポジティブなツイートにプレイヤー心をくすぐられますよね!
Just try on my mobile, that’s an amazing!!
携帯で試しただけでも、すごいですね!
引用:Twitter
こちらのツイートではMegaCryptoPolisの3D世界に対する感想です。
モバイルでもすっきりとした印象で臨場感のある構成に感動されているのが伝わっています。
the second strategy?
PRODUCTION OF RESOURCES
I just sold my resources produced in these 2 days
for a value of 69.31 $mega = 1,5 ETH
1 $mega is currently worth $40
not bad for 2 days of work!
I love this game! ”第二の戦略?
資源生産
この2日間で生産した資源を売却したところ
69.31 $mega = 1,5 ETHの値で。
1 $mega は現在 $40 の価値があります
2日間の作業にしては悪くないですね
このゲーム大好き引用:Twitter
このツイートでは順調に資産を増やせていることがわかりますね。
これからもっと価格が高騰する可能性もあるので少しづつでも資産を持っておきたいところです。
低評価な口コミ
Been in for 3+ years. Delays and postponed promised updates… Terrible UI. Not even an active “game”, nobody is using it, it’s more like a scam… I’m trying to help save people from losing their money, don’t hate!
3年以上前から入っています。約束したアップデートの遅れと延期…。ひどいUI。ゲーム」ですらない、誰も使っていない、むしろ詐欺のようなもの…。このアプリは、「ゲーム」ではなく、「詐欺」です。
引用:Twitter
MegaCryptoPolisではリリース当初にその大規模なシステムと仕組みが災いして予告したアップデートがスムーズに行われない時期がありました。
その印象から辛辣な意見も伺えますね。
It’s already out. Don’t do it it’s money you’ll NEVER get back! I’m stuck in there. Terrible project with no customer support.
もう出てる やめてくれ……絶対に取り戻せない金なんだ! 私はそこから抜け出せないでいる。カスタマーサポートのないひどいプロジェクト。
引用:Twitter
こちらのツイートでは利益がでるのはいつか?といったツイートに対するアンサーになります。
利益確定できない状況にあり、サポート体制についても嘆かれているようです。
無課金でもプレイできる?
MegaCryptoPolisでは土地区画の購入や建物の建設をするために、必ず資金が必要になります。
そのため、稼ぐという視点で立てば無課金の状態からお金を稼ぎ出すのは難しいと言えるでしょう。
だからといってゲームを楽しめないということはありません。
例えば、今すぐには土地建物を購入する資金を用意するのが難しい人はゲーム開始時点で設定する無料市民を活用して、建物売買あるいは賃貸ができるまで資金を稼ぐことができます。
その間、他のプレイヤーがつくる独自の街並みを体験するだけでも、目まぐるしく変化するMegaCryptoPolisの世界を満喫できます。
まとめ
今回Pacific MetaマガジンではMegaCryptoPolisについて以下の内容を紹介していきました。
- MegaCryptoPolisは現実世界の不動産の考え方を基盤に街をつくるシュミレーションゲームです。
- イーサリアム・ブロックチェーンで安全に管理されたdAppで、地区・土地・建物・市民・税金を活用してコインを稼ぐことができます。
- 地区や土地は不労所得のように、建物や市民で労働集約的に稼ぐことができます。
- ゲームの始め方は親切な案内があり、始める前にウォレットを準備すればとてもスムーズで始めやすい。
- 海外のMegaCryptoPolisの先進的なプレイヤーたちのレビューを解説。
土地区画を購入して建物を建設することはもちろん、現実世界のように税金の受け渡しをしたり、市民を配置して建物レベルを上げたり、様々な方法で街づくりを楽しめるのがMegaCryptoPolisの本来の面白さです。
稼ぐことに意識が奪われて素晴らしい世界観を体感できなくなってしまった、なんてことがないようプレイして行くといいですね。