gumi、無料予測サービス「ヨソクヒロバ」を開始 ポイント活用で日本版「予測市場」の大衆化を目指す

gumi、無料予測サービス「ヨソクヒロバ」を開始 ポイント活用で日本版「予測市場」の大衆化を目指す

モバイルオンラインゲームやブロックチェーン事業を展開するgumiは、2026年6月9日、完全無料の予測エンタメサービス「ヨソクヒロバ」の提供を開始しました。本サービスは、政治、経済、スポーツ、エンターテインメントなど幅広いテーマにおける未来の出来事をユーザーが予測し、的中精度を競い合うものです。日本特有の法的論点を考慮し、初期段階では暗号資産やウォレットを使用せず、無料ポイントを活用する仕組みを採用しており、国内における予測市場の普及に向けた新たなアプローチとして注目されます。

法的論点をクリアした無料ポイントによるサービス設計

gumi、無料予測サービス「ヨソクヒロバ」を開始 ポイント活用で日本版「予測市場」の大衆化を目指す

海外ではPolymarketやKalshiに代表される予測市場が急拡大しています。これらは現実世界で起こる出来事の結果を取引対象とするプラットフォームとされています。一方で、日本国内においては、自己資金を投じて結果に応じた利益を得る仕組みが賭博罪などの法的論点に触れる懸念があります。

こうした状況を踏まえ、gumiは法律事務所や弁護士と検討を重ね、法令に抵触しないようサービスを設計しました。ヨソクヒロバでは、予測の参加に専用ポイントである「ヨソポ」を使用します。予測が的中すると報酬ポイントとして「ゴールド」を獲得でき、一定条件を満たすことで、様々なスマホ決済サービスのポイント等に交換できるギフトサービスとされている「えらべるPay」などを通じて、電子マネー等に交換することができます。

一般層への普及を優先する大衆化戦略と将来のWeb3化構想

プロジェクト責任者の安積侑希氏によると、既存の予測市場は暗号資産投資家やギャンブル層に偏りやすい側面があると指摘されています。そのためヨソクヒロバでは、初期段階でウォレットの取得や暗号資産の購入を必要としない形を採用し、ポイ活層や学生、主婦層へもアプローチする「予測市場の大衆化」を目指しています。

その一方で、サービス成長後の展開として、将来的なWeb3化の構想も掲げられています。具体的には、投票データのオンチェーン化や、特定のトークン保有者に擬似ステーキングのような形でAポイントを付与する仕組み、さらにBポイントの出口をステーブルコインにする構想などについて言及されており、段階的な技術拡張が視野に入れられています。

キャンペーンの実施と今後の展望

リリース記念施策として、ワールドカップの試合結果を予想するキャンペーンである「W杯ヨソクPick!」の開催が予定されています。このキャンペーン内の予選と本選それぞれで最も多く的中したユーザーに特典が付与され、最多的中者が複数いる場合は対象者で特典を山分けする仕組みとなっています。詳細については、公式Xや公式noteで順次発表される予定です。

gumiは今後、企業や研究機関等との連携を広げることで、ユーザーの予測データをもとにした集合知の形成を目指すとしています。

ポイント

  • gumiが完全無料の予測エンタメサービスであるヨソクヒロバの提供を開始しました。
  • 賭博罪などの法的リスクを回避するため、初期段階では暗号資産やウォレットを使用せず、無料ポイントで予測を行う設計となっています。
  • 予測的中によって獲得したゴールドは、えらべるPayを通じて電子マネー等に交換することが可能です。
  • 暗号資産に馴染みのない一般のポイ活層や主婦層などへの大衆化を最優先に掲げています。
  • 将来的には、投票データのオンチェーン化やステーブルコインの導入など、Web3技術を活用した機能拡張も構想されています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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