ネットスターズとStartaleが協業、Web3決済構想「StarPay-X」で円ステーブルコイン「JPYSC」の活用を共同検討へ

QRコード決済ゲートウェイを展開するネットスターズは2026年6月15日、Web3インフラ開発を手がけるStartale(スターテイル)と、ステーブルコインをはじめとするWeb3型決済の普及に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表しました。この協業は、ネットスターズが推進するWeb2とWeb3の金融世界をつなぐ決済構想「StarPay-X」で利用できるデジタル通貨の選択肢を広げる「マルチコイン化」に向けた取り組みです。Startaleがパートナーとして参画し、同社がSBIグループと開発を進める日本円建てステーブルコイン「JPYSC」の活用可能性などについて、決済領域における共同検討が進められます。

協業の背景と目的:決済手段の「マルチコイン化」を推進

ネットスターズとStartaleが協業、Web3決済構想「StarPay-X」で円ステーブルコイン「JPYSC」の活用を共同検討へ

ネットスターズが推進する「StarPay-X」は、特定の技術やサービスに依存することなく、既存のキャッシュレス決済の延長線上で、ステーブルコイン(価格の安定した暗号資産)などのWeb3型決済を柔軟に選択して利用できる環境の構築を目指す構想です。今回のStartaleとの連携は、この構想において決済に利用できるデジタル通貨を増やす「マルチコイン化」を目的としています。

ネットスターズは、これまでにWeb2決済分野で培ってきた知見や加盟店ネットワークを活用し、Startaleとともに、ステーブルコインを含むデジタル通貨決済の社会実装やユーザー体験の向上に向けた検討を本格化させます。

日本円ステーブルコイン「JPYSC」の活用検討

Startaleは、SBIグループと連携し、日本円建てステーブルコイン「JPYSC」の開発と社会実装を進めています。JPYSCは、信託銀行(SBI新生信託銀行)が発行する日本初の信託型ステーブルコイン(電子決済手段第3種)として、2026年4〜6月の提供開始を目指して開発が進められてきたデジタル通貨です。

今回の協業により、StarPay-Xにおける有力なデジタル通貨の選択肢としてJPYSCの決済領域での活用可能性が共同で検討されることになります。信頼性の高い日本円建てステーブルコインが既存の決済インフラと接続されることで、実店舗などでの社会実装に向けた動きが加速すると見られます。

拡大する「StarPay-X」のエコシステムと今後の展開

ネットスターズは「StarPay-X」の実現に向けて、国内外の多様なWeb3プレイヤーとの連携を急速に拡大しています。2026年6月4日には対応ウォレットの拡大(マルチウォレット化)を目指してBitget WalletとMOUを締結したほか、これまでにAptosやAllScale、Solanaなどとも協業を推進しています。

今回のStartaleとの協業は、決済に不可欠な「安定したデジタル通貨」の選択肢を拡充する動きであり、構想の具体化に向けた重要なステップとされています。なお、今回の基本合意は現時点で具体的なサービス提供や導入を約束するものではなく、両社は今後、具体的なサービス提供に向けたスキームの構築を加速させる計画です。

ポイント

  • ネットスターズとStartaleがWeb3型決済の普及に向けた基本合意書(MOU)を締結しました。
  • ネットスターズのWeb3決済構想「StarPay-X」において、利用可能なデジタル通貨を増やす「マルチコイン化」を検討します。
  • StartaleがSBIグループと開発を進める日本円建てステーブルコイン「JPYSC」の決済領域における活用可能性について、共同で検討が行われます。
  • ネットスターズはWeb2決済の知見や加盟店ネットワークを活用し、デジタル通貨決済の社会実装とユーザー体験の向上を目指します。
  • ネットスターズはBitget WalletやAptosなどとも協業を進めており、決済インフラとしての「StarPay-X」のエコシステム拡大が続いています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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