Hyperliquid上のAIプレIPO市場「Ventuals」が閉鎖へ、ポジションは自動決済

Hyperliquidエコシステムにおいて、未上場AI企業であるOpenAIおよびAnthropicのパーペチュアル(無期限先物)市場を運営していた「Ventuals」が、プロジェクトの活動を終了することが明らかになりました。このシャットダウンに伴い、両プレIPO市場は凍結され、すべてのオープンポジションは24時間の平均価格を用いて自動的に決済されます。VentualsのチームはHyperliquidエコシステム内の別のプロジェクトに合流する予定です。この動きは、Web3における未上場株式の合成資産取引市場の再編を示す出来事として注目されます。

Ventualsの活動終了と市場の自動決済

Hyperliquid上のAIプレIPO市場「Ventuals」が閉鎖へ、ポジションは自動決済

Ventualsは、Hyperliquid上でOpenAIおよびAnthropicのパーペチュアル(無期限先物)市場を運営・開発してきたプロジェクトチームです。同チームは月曜日、活動を終了(winding down)することを発表しました。

このシャットダウンに伴い、両方のプレIPO市場は即座に凍結され、すべてのオープンポジションは24時間の平均価格を用いて自動的に決済されます。検索情報によると、決済価格はOpenAI市場が1,341.80ドル、Anthropic市場が1,618.90ドルに設定されたとされています。

また、残りの市場についても、今後数日以内にすべて決済され、取引が停止される予定です。検索情報によれば、コモディティ市場(小麦や大豆など)やインデックス市場(MAG7や半導体など)は6月18日から順次決済プロセスに入る予定とされています。

HyperliquidエコシステムとHIP-3フレームワークへの影響

Ventualsは、Hyperliquidの「HIP-3」と呼ばれる市場フレームワークを利用して構築されていました。HIP-3は、外部のサードパーティチームがHyperliquid上で独自の無期限先物市場をデプロイし、管理することを可能にする仕組みとされています。

Ventualsはこれまでに6億5,000万ドル以上の取引高を記録し、50万HYPE(Hyperliquidのネイティブトークン)以上のコミュニティ支援を集めるなど、プレIPO市場の試験的な取り組みとして一定の存在感を示していました。しかし、今回の閉鎖により、同エコシステム内におけるプレIPO取引市場のシェア争いは急速に変化しています。検索情報によると、現在は競合である「TradeXYZ」がHyperliquidのプレIPO取引高の約95%を占めており、市場の寡占化が進んでいるとされています。

なお、Ventualsのチームは完全にエコシステムを去るわけではなく、Hyperliquidエコシステム内で構築されている別のプロジェクトに参加することを表明しています。また、ユーザー保護の観点から、vHYPEトークンの保有者は、デポジットしたHYPEを1:1の割合で、蓄積されたステーキング報酬とともに引き出すことができるとされています。

ポイント

  • Ventualsが活動を終了し、Hyperliquid上で展開していたOpenAIおよびAnthropicのプレIPO無期限先物市場を凍結・閉鎖しました。
  • すべてのオープンポジションは24時間の平均価格を用いて自動的に決済され、残りの市場も数日以内に順次停止される予定です。
  • VentualsチームはHyperliquidエコシステム内の別プロジェクトに合流することを発表しており、開発体制の再編が行われます。
  • 検索情報によれば、同分野では競合のTradeXYZが市場シェアの大部分を握るなど、HIP-3オペレーター間の市場統合が進む契機として注目されます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

ビジネスでの活用から個人の学びまで、ブロックチェーンやトークンに関する情報を、最新動向と実務でのナレッジを踏まえてわかりやすくお届けします。編集部や事業内容の詳細は、公式サイトをご覧ください。

ニュース
ブロックチェーンマガジン by Pacific Meta