シンガポール金融管理局(MAS)は、暗号資産取引所Bybitを運営するBybit Fintech Ltd.を投資家アラートリストに追加しました。これは、シンガポール政府が無認可の暗号資産取引所に対する監視を強めていることによるものです。現地メディアなどの報道によると、追加されたのは2026年6月17日の水曜日とされています。
投資家アラートリストへの追加とシンガポールの規制動向
シンガポール金融管理局(MAS)による今回の措置は、同国が無認可の暗号資産取引所に対する監視を強化している一環として行われました。
MASが運用する投資家アラートリストは、MASからライセンスを取得している、あるいは規制や認可を受けていると誤解される可能性がある無認可の事業者を公表する消費者保護のための仕組みとされています。このリストへの掲載は、対象事業者の運営を直ちに禁止するものではありませんが、シンガポールの投資家に対し、該当する事業者と取引を行う際には規制上の救済措置が受けられない可能性があることを警告するものとされています。
Bybit側の主張と今後の対応
報道によると、Bybitは今回のリスト追加を認識しており、追加の経緯や根拠を明確にするためにMASと積極的に連絡を取り合っているとされています。
また、Bybitは以前からシンガポールをサービス制限地域として指定しており、利用規約への明記やシンガポール国内からのIPアドレスに対するアクセス制限などの措置を講じていると説明しています。現在はシンガポールのユーザーに対してサービスを提供していないとしており、今後も各国の規制当局と協力していく姿勢を示していると報じられています。
ポイント
- シンガポール金融管理局(MAS)が、無認可取引所への監視強化の一環としてBybitを投資家アラートリストに追加しました。
- 投資家アラートリストは、ライセンス保有事業者であると誤解される懸念がある無認可事業者を投資家に警告するための仕組みとされています。
- Bybitはシンガポールをサービス制限地域としており、IPアドレスの制限などを行って現地ユーザーへのサービス提供を停止していると主張しています。
- Bybitはリスト追加の経緯を確認するためにMASと連絡を取っており、今後の規制当局との対話の進展が注目されます。