バイナンス、アルトコイン4銘柄の上場廃止を発表 市場では売り急ぎによる価格急落が発生

バイナンス、アルトコイン4銘柄の上場廃止を発表 市場では売り急ぎによる価格急落が発生

大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)は、Alchemix(ALCX)、Ardor(ARDR)、NFPrompt(NFP)、Marlin(POND)の4銘柄を2026年7月10日に上場廃止にすることを発表しました。この決定を受けて、対象となったトークンのうち3銘柄が史上最安値を更新するなど、市場では投資家による売り急ぎの動きが広がっています。本稿では、上場廃止の背景や今後のスケジュール、および市場への影響について解説します。

上場廃止の決定と対象銘柄の市場動向

バイナンスは、Alchemix(ALCX)、Ardor(ARDR)、NFPrompt(NFP)、Marlin(POND)のすべての現物取引ペア(現物市場でトークン同士を直接取引するペア)の提供を、2026年7月10日03:00(UTC)をもって終了することを決定しました。

この発表の直後から、市場では保有しているトークンを急いで売却しようとするトレーダーが相次ぎ、対象となった4つのトークンのうち3つが史上最安値を記録する事態となっています。バイナンスのような世界最大規模の取引所から上場廃止されることは、流動性(資産の取引のしやすさ)の大幅な低下を招く懸念があるため、投資家が迅速に避難を試みていると見られます。

バイナンスによる上場廃止の審査基準

バイナンスは上場しているデジタル資産について、業界の基準や要件を満たし続けているかを定期的に審査しています。今回の決定もその一環であり、以下の複数の指標が考慮されたとされています。

  • プロジェクトチームの取り組み状況
  • 開発活動のレベルと品質
  • 取引量と流動性
  • ネットワークの攻撃に対する安定性と安全性
  • パブリックコミュニケーションやコミュニティとの関わりの透明性
  • 定期的なデューデリジェンス(事前の適格性審査)要求への対応
  • 不正行為や過失の有無
  • 新たな規制要件への適合

これらの基準に満たないと判断された場合、または市場環境が変化した場合には、詳細な審査を経て上場廃止の措置が取られる仕組みとなっています。

今後のスケジュールとユーザーへの影響

対象トークンを保有しているユーザーは、公式発表された以下のスケジュールに注意して対応を行う必要があります。

  • 現物取引ペアの削除および取引停止:2026年7月10日 03:00 (UTC)
  • 入金サポートの終了:2026年7月11日 03:00 (UTC)以降の入金はアカウントに反映されません。
  • 出金サポートの終了:2026年9月9日 03:00 (UTC)をもって出金サポートが終了します。

取引停止後はユーザーのアカウント画面に対象トークンの価値が表示されなくなるため、期限内に外部ウォレットや他の取引所への出金手続きを行うことが推奨されています。

ポイント

  • バイナンスがALCX、ARDR、NFP、PONDの4銘柄を2026年7月10日03:00(UTC)に上場廃止にすると発表しました。
  • 発表を受けて市場では売り急ぎが発生し、対象4銘柄のうち3銘柄が史上最安値を更新したことで注目されます。
  • 上場廃止は、プロジェクトの開発状況や取引量、規制適合性などを総合的に判断するバイナンスの定期審査に基づいているとされています。
  • 入金は2026年7月11日03:00(UTC)まで、出金は2026年9月9日03:00(UTC)までサポートされるとされています。
  • 流動性の低下を避けるため、保有者は期限内に対象トークンを外部ウォレット等へ移行するなどの対応が求められます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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