分散型取引所L1であるHyperliquidは、将来のネットワークアップグレードにおいて、アウトカムマーケット(予測市場などのイベント結果に基づく市場)を許可不要(パーミッションレス)で展開できる機能「HIP-4」をサポートする予定であることを明らかにしました。これにより、デプロイヤー(展開者)は事前の承認を得ることなく、独自の市場を立ち上げることが可能になります。このアップグレードは、エコシステム内における市場創出の活性化と、多様な取引機会の提供につながるものと見られます。
アウトカムマーケットの許可不要な展開が可能に
Hyperliquidが導入を進める「HIP-4(Hyperliquid Improvement Proposal 4)」は、実世界のイベント結果などに基づいて決済されるバイナリ契約(アウトカムマーケット)を扱うプロトコルです。
これまではバリデーターが展開・管理する市場に限定されていましたが、今後のアップグレードにより、一般のデプロイヤーによるパーミッションレスな展開が可能になるとされています。この機能は、まずテストネット環境での徹底したテストと検証を経て、段階的にメインネットへ展開される予定です。
ステーキング要件と手数料の設計
今回の提案によると、HIP-4に基づいて市場を展開するデプロイヤーは、500,000 HYPEトークン(Hyperliquidのネイティブトークン)をステーキングする必要があります。
また、デプロイヤーは、バリデーターに適合した(validator-aligned)市場において、最大50%の手数料を設定して受け取ることができるようになるとされています。これにより、市場創出者に対する経済的なインセンティブが確保されます。
なお、一部の情報ソースではステーキング要件を1,000,000 HYPEトークンとする報道も見られますが、本ソースの仕様に基づき、本稿では500,000 HYPEトークンとして記述しています。
ポイント
- Hyperliquidが「HIP-4」を通じて、アウトカムマーケットのパーミッションレスな展開をサポートする方針です。
- 市場を展開するデプロイヤーには、500,000 HYPEトークンのステーキングが義務付けられます。
- デプロイヤーは、バリデーターに適合した市場から最大50%の手数料シェアを受け取ることができます。
- 本機能はテストネットでの検証を経て、将来のネットワークアップグレードにてメインネットに実装される予定です。
- 許可不要で多様なイベント市場を立ち上げられるようになるため、プラットフォーム上の取引活動やエコシステムの拡大を促進する可能性がある点で注目されます。