英国の金融規制当局である金融行動監視機構(FCA)は、英国内における暗号資産事業者の認可申請窓口が開設される2週間前に、新たなガイダンスを公表しました。このガイダンスでは、英国内の個人顧客(リテール顧客)に対してサービスを提供する海外企業に対しても、同様に認可取得が求められる方針が示されています。また、新規則の下での取引は2027年10月より前には開始されない見込みです。英国市場向けにサービスを展開する国内外の暗号資産事業者にとって、今後の参入要件やコンプライアンス体制を大きく左右する動きと見られます。
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英国リテール顧客向け海外事業者への認可義務付け
今回のガイダンスにおいて、英国内で事業を行う企業のみならず、英国の個人顧客(リテール顧客)を対象にサービスを提供する海外の暗号資産企業も認可の対象に含まれることが明記されました。これにより、英国外から英国在住の一般利用者に向けた暗号資産取引や関連サービスを提供するプラットフォームも、英国の規制枠組みに従う必要があります。国境を越えてサービスを展開する海外企業にとっても、英国市場での営業継続に向けた制度対応が求められる可能性があります。
認可申請のスケジュールと2027年10月の新規則運用
本ガイダンスは、英国における暗号資産企業の認可申請受付窓口が開設される2週間前に公表されました。関連する公表情報によると、認可申請の窓口は2026年9月30日に開設され、新制度の施行日は2027年10月25日とされています。新規則に基づく取引は2027年10月より前には開始されないとされており、事業者は申請から新制度下での取引開始までに十分な移行期間を経て準備を進める形になると見られます。
ポイント
- 英FCAが暗号資産企業の認可申請窓口開設の2週間前にガイダンスを公表した点で注目されます。
- 英国の個人顧客(リテール顧客)にサービスを提供する海外企業にも認可の取得が義務付けられる方針です。
- 新規則の下での取引開始は2027年10月より前には行われないスケジュールとなっています。
- 英国市場向けに事業を展開する海外の暗号資産プラットフォームは、今後の事業戦略や規制遵守体制の見直しを迫られる可能性があります。