Solanaが目標スロット時間を250ミリ秒へ短縮。ブロック速度は約17%向上するも取引容量は維持の方針

Solanaネットワークにおいて、目標スロット時間が250ミリ秒へと短縮されました。これによりブロックの生成速度は約17%向上したものの、ネットワーク全体のトランザクション処理容量は従前と同水準に維持されています。各スロットで許容される作業量が引き下げられた一方で、アプリケーション側ではより即時性の高いデータ取得が可能となっています。また、バリデーターの制御ウィンドウが短縮されるなど、運用の迅速化が図られています。

監修:ブロックチェーン総研編集部

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目標スロット時間の短縮と処理能力の維持

Solanaは、ブロックを生成する単位時間である目標スロット時間を250ミリ秒へと引き下げました。この調整によってブロック生成速度は約17%高速化されています。従来の300ミリ秒から短縮されたことで、1秒間に処理されるスロットの頻度が増加しています。

ただし、この速度向上に伴ってネットワーク全体の取引処理能力が拡大したわけではありません。1スロットあたりに許容される作業量(計算およびデータ量)が同等の割合で削減されているため、ネットワーク全体としてのトランザクション処理容量は維持されています。

アプリケーション環境とバリデーターへの影響

今回の仕様変更は、エコシステム内のアプリケーションやネットワークの検証者に直接的な影響を与えます。アプリケーション側にとっては、ブロックチェーンからより頻繁かつ最新のデータを受信できるようになり、市場データや取引情報の即時性が高まります。

同時に、ネットワークの保守を行うバリデーター(検証者)にとっても、1スロットあたりにおける制御ウィンドウ(ブロック生成を担う期間)が短縮されます。これにより、特定のバリデーターが取引の順序付けなどをコントロールできる時間が狭まり、次のバリデーターへの権限移行がより迅速に行われる仕組みとなっています。

ポイント

  • 目標スロット時間を250ミリ秒へと短縮し、ブロック生成速度が約17%向上した点
  • 1スロットあたりの作業量を削減することで、全体のトランザクション処理容量を維持させた点
  • アプリケーションがより最新のブロックチェーンデータを取得できるようになり、取引環境の即時性が向上する点で注目されます
  • バリデーターによる制御ウィンドウが短縮され、ブロック生成権限の移転がより迅速に行われる点
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