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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

テザー社のオフショア提携銀行が米当局の資産差し押さえを受け資金凍結へ。USDTの準備資産リスクを検証する方針

ステーブルコイン「USDT(テザー)」の発行元であるテザー社のオフショア提携銀行が、米国当局による資産差し押さえを受けて資金を凍結したことが判明しました。この措置に伴い、暗号資産市場で広く流通するUSDTの安全性や保有資産のリスクに対する疑問が改めて浮上しています。ステーブルコイン(法定通貨などと価値が連動するように設計された暗号資産)の裏付け資産の保全状況は市場の信用に直結するため、業界内で注視されています。

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監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

米当局による差し押さえと提携銀行での資金凍結

今回の事態は、米国当局による資産差し押さえ措置が発端となり、テザー社のオフショア(海外)銀行パートナーにおいて資金が凍結されたものです。

報道によると、該当する金融機関はカリブ海のドミニカで認可を受けているデジタル銀行のEQIBankとされています。同銀行は関連口座から米当局によって約8,900万ドルの資金を押収され、保有現金の約8割を失ったことで清算リスクに直面しているとされています。その影響を受ける形で、同行に預託されていたテザー社の資金も拘束される事態に陥ったとみられます。

USDTへの波及リスクと準備資産の透明性を巡る課題

銀行側の資金凍結を受け、USDTの裏付け資産に対する潜在的な影響が議論を呼んでいます。

テザー社側は、今回の凍結によるエクスポージャー(保有資産全体に対するリスク露出度)は全体の0.034パーセント未満にとどまり、影響は限定的であると説明しているとされています。ただし、具体的な金額の開示には至っていません。今回の出来事は単一の銀行における凍結額そのものよりも、テザー社がオフショア銀行にどのような規模で準備資産を分散・保管しているかという実態に対する関心を再燃させる契機となっています。

ポイント

  • テザー社のオフショア提携銀行が米当局による差し押さえを受け、資金凍結に至った点で注目されます。
  • 資金が凍結された金融機関は清算リスクに直面するEQIBankとされており、外部の法執行措置がステーブルコインの保管網に波及した点で注目されます。
  • テザー社は影響額を全資産の0.034パーセント未満と説明しているものの、オフショア銀行における準備資産全体の透明性に関する議論が再燃している点で注目されます。

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