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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

アニモカブランズと米フランクリン・テンプルトンが提携。RWA基盤NUVAへの機関投資家向け資産導入を拡大する方針

Web3関連事業を手がけるアニモカブランズと米資産運用会社のフランクリン・テンプルトンは、トークン化した現実資産(RWA)の機関投資家による利用拡大に向けた戦略的協業を発表しました。両社は、アニモカブランズが支援するRWAマーケットプレイス「NUVA」に対し、幅広い発行主体による機関投資家の要求水準を満たす資産の導入を進める計画です。伝統的な金融機関の運用知見とオンチェーン基盤を組み合わせることで、機関投資家がRWAへアクセスするための新たな提供経路を広げる取り組みとして注目されます。

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監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

NUVAを通じた機関投資家向け資産アクセスの拡充

今回の協業により、両社はRWAのマーケットプレイス「NUVA」への資産導入を進めます。NUVAですでに取り扱われているプロベナンス・ブロックチェーン上の資産に加え、より幅広い発行体が提供する機関投資家向け資産へのアクセスを拡大する方針です。

フランクリン・テンプルトンのデジタル資産・イノベーション部門責任者であるサンディ・カウル氏は、同社が培ってきた投資に関する専門知識やブロックチェーン活用の知見を、新たな投資家向けアクセス経路と組み合わせる試みであると説明しています。なお、現時点でNUVAへ導入される具体的なファンドや商品の名称、提供開始時期については明らかにされていません。

マルチチェーン設計とDeFi連携を支える技術基盤

NUVAは、アニモカブランズとRWA関連インフラ開発を手がけるヌバラボが共同で立ち上げたプラットフォームです。2026年5月13日にイーサリアムのメインネットでマーケットプレイスの提供を開始しました。

同プラットフォームでは、ボールト(資産を保管・運用する仕組み)を通じてトークン化されたRWAへのアクセスを提供しています。イーサリアム上で展開されるボールトのトークンは、同ネットワークのトークン規格であるERC-20に準拠しており、DeFi(分散型金融)エコシステム内で活用できる設計です。また、NUVAはマルチチェーン対応を想定しており、資産発行者向けのボールト構築基盤には金融資産の発行・管理・取引に特化したパブリックレイヤー1であるプロベナンス・ブロックチェーンが採用されています。同チェーンは、米フィンテック企業のフィギュアなどが融資資産の発行や取引に利用しています。

共同リサーチの公開と年内に向けた追加協業の計画

両社は協業の一環として、トークン化とRWAをテーマにした全4回の共同リサーチシリーズの公開を開始しました。このリサーチでは、機関投資家におけるトークン化の意義をはじめ、資産評価やポートフォリオ構築に与える影響などが取り上げられています。現在、フランクリン・テンプルトンの公式サイトにて第1回から第3回までが公開されており、第4回も追って公開される予定です。

また、今後は現実世界の文化関連資産の共同設計やトークン化を含む追加の協業分野についても検討が進められており、具体的な詳細は年内に発表される見込みとなっています。

ポイント

  • アニモカブランズと米フランクリン・テンプルトンが戦略的協業を発表し、RWAマーケットプレイスNUVAへ機関投資家向け資産の導入を図る方針を示した点
  • NUVAがERC-20準拠のボールトを通じてトークン化資産を提供し、DeFiでの運用を可能にする技術設計を備えている点
  • 資産発行者向けのボールト構築基盤に、金融取引向けパブリックL1であるプロベナンス・ブロックチェーンを採用している点
  • 全4回の共同リサーチの公開に加え、現実世界の文化関連資産のトークン化など年内に追加協業の詳細が発表される予定である点

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